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半分のスカイツリー

 隅田川の向こうに見えるスカイツリーは雲に覆われ、上半分が無かった。
 
 昨日、日曜日の午後は藤井七冠に佐々木勇気八段が挑戦している、将棋の竜王戦第一局の2日目が進行中で、中盤から終盤に差し掛かりのっぴきならない場面だ。両者長考の応酬で局面がなかなか進まないから、今の内に散歩に行こうと、いつもの如く監視人殿と浜町公園に向かった。
 
 家を出て緑道まで行くと、交差点の向こうに、数十人の(見かけで)高齢者が信号待ちをしている。青になって大挙してこちらに向かってくるので、あわてて横によけてすれ違った。10月に入り、中央区の高齢者向けサービスで明治座招待をしているので、その帰りなのだろう。ちなみに、当家は25日に予約している。出し物は梅沢富美男、研ナオコ特別公演、昼食付、既に招待券が届いている。自分でお金を払って行くほどではないが、ご招待だからやむを得ないのだ。

明治座、特別敬老公演(出演者も?)

 明治座横を歩いて浜町公園に入り、いつもの如く隅田川を望む定点観測地点に到着。川向うを見ると、ブルガリアヨーグルトの横にあるスカイツリーが下半分しかない。上半分はすっぽりと雲に隠れて見えない。雲の下面がスカイツリーの半分の高さとよくわかる。ブルガリアヨーグルトの看板や横のマンションは雲とは関係なく、はっきり見える。当たり前だが、スカイツリーは凄く高いのだと改めて認識した。隅田川の水面は、空の雲を移した白とビルを移したグレイの濃淡に分けられ、モノトーンに揺れている。

隅田川水面はモノトーンに揺れている

 後ろの広場では、2,30人が椅子に座り、テーブルに食べ物を広げて、談笑している。日曜日の定例の景色だ。

日曜日定例の集まりらしい

  隅田川を後にして公園に戻り、いつもの定点観測ベンチに座り、暫し公園の景色を眺める。正面の木は深緑の末期、後は紅葉待ちの雰囲気。日曜の午後らしく、それなりに人出が多い。子供連れで歩く人、わんこと散歩をする人、数人のグループで歩く人、様々だ。

深緑末期?
ワンコを散歩させる淑女
親子連れも多い


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