銀座でランチ
9月20日金曜日午前、銀座に出かけた。9月といえども東京は相変わらずの猛暑、午後には35度を超える猛暑日になるとか。
この二月程、司法書士法人に文書にしてもらった私の遺言書を、銀座の公正役場に行き、遺言公正書として正式に登録した。2年前の食道癌発覚と昨年の再発、再再発などに鑑み、その時に備えて、正式な遺言書を作成しておいた方がよかろうと、準備を進めていたものだ。しかしながら、今年に入って再発も転移もなく、体調は万全(?)。些か早まったかもしれないが、備えあれば憂いなしかもしれないのだ。
ともかくこれにて一件落着、いつ死んでも大丈夫、あとはその日がくるまで楽しんで生きるだけだ。その日は案外かなり先かもしれない。
手続が終了して公正役場を退出した時は午前11時過ぎ、銀座4丁目交差点から銀座通りに出ると、国内外の老若男女がひっきりなしに歩いている。5丁目まで歩き、いつもの通り銀座文明堂カフェに入る。
文明堂カフェは11時に開店したばかりでまだ空席が多い。奥の見晴らしのいい4人掛けの席にゆったりと二人で座る。道路沿いが一面の大ガラスで、銀座通りの歩道と同じ目線だ。歩く人々は実に様々、外国人と日本人が半々、短パン、ミニスカート、ロングスカート、若い人から老年と思しき人、髪の色も様々、背の高い人、高くない人、大きなキャリーバッグを引っ張る人、殆ど手ぶらな人、歩く速度も千差万別、なかにはベビーカーを押す人もいいる。
ランチメニューから二人ともオムハャシを注文する。ちなみに前回はハンバーグでなかなか美味しかったが、色々試してみたいのだ。席は徐々に埋まり、12時頃にはほぼ満席だが、席の配置にゆとりがあるので、程よい混み具合だ。
料理はサラダから順番に来て、メインのオムハヤシ、コーヒーがゆっくりと出てくる。オムライスは黒いソースとライスを包む黄色い卵の組み合わせ、卵は厚く柔らかく、ソースはしっかり煮込まれたお肉とマッシュルームが入り、ライスと相性がいい。かなりなボリュームだったが、ゆっくりと完食した。監視人殿は半分程食べたところで満足したらしく、かなり残していた。勿体ないとは思うが、こちらも満腹だからどうにもならない。最後にゆったりとコーヒーを飲みながら外を歩く人を眺めて暫し楽しむ。
帰りは銀座通りでタクシーを拾って人形町に帰宅する。街中から住宅地に戻った気がした。
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