秋の大従弟会
一昨日は今年3回目、秋の従弟会だった。
当家一族はもともと、松山市が本拠地、我が父の兄弟7人は全て松山市道後の生まれ、私の本籍は今でも松山市内だ。その松山市に在住の従妹がこの1週間ほど東京に来ているので、それに合わせて、昨日、従弟が人形町に集合、名誉会員の我監視人殿を加えて、総勢8人の大従弟・妹会となった。
父の兄弟、つまり昨日参集した従弟の親は既に全て亡くなっている。我々は70前後から80歳までだから当然だろう。参集した従弟の中には、バツイチ女性や男やもめもいる。男やもめ氏は子どももおらず、些か寂しいかとは思うが、そんな雰囲気はなく、明るく適当に遊び歩いている・・・らしい。
会場、会費などは、会長の私が独断と偏見で決める。今回は浜町の街中華「天香美意」当家から徒歩1,2分だし、地下鉄の浜町駅、人形町駅に近く、集まりやすい、料理は中華のフルコースで2800円、場末の街中華なみだ。
多少道に迷った人もいたようだが、ほぼ定刻に全員揃い直ぐに料理が出されて、大(?)宴会が始まる。ただし全員ウーロン茶で、アルコールを飲む人はいない。料理は辛くない四川料理といったところで、我々にはちょうどいい。冷菜、ホイコーロー、海老チリソース、黒酢酢豚、北京ダック、フカヒレスープなど、合計12品、いずれも美味しいが、とてもではないが食べきれない。
食べるのにも忙しいが、喋るほうでも頑張らねばならない。全員が色々喋りまくったがバツイチ従妹の話が面白かった。彼女はこの2年程、松山の家と、軽井沢の別荘の2軒を整理しつつある。先日も松山に行き、家にある陶芸の窯を整理したそうだ。お父上が陶芸に凝って陶芸窯が三つあったが、うち一つは未使用の新品、買った業者に引き取ってもらったのだが、タダだったのが面白くない、その窯を直ぐに別の人に売ったとわかり、よけい面白くなかった。結局残りの2窯もタダで引き取ってもらったとのこと。次は11月に松山に行って、家の整理を完了したいと言うが、何度か同じことを言っているらしい。
もう一人、今回の参加者で最年少の従妹も面白いことを言っていた。彼女は結婚して以来ずっと東京の杉並に住んでいるが、やはり松山に親から引き継いだ家があり、普段は空けている。その家には親の代から道後温泉を引きこんであり、今でもそれなりの維持費だか使用料だかを負担している。もし松山に来るなら温泉代は無料、泊まるなら一泊1000円、しかも冷蔵庫内の物はご自由に、と言う。彼女の夫殿がその条件で時々松山に行くらしい。夫婦とも暇で時間を持て余し、ゲームを楽しんでいるのだろう。
最後に当家からのお土産、重盛の人形焼きを全員に渡して解散、次回は11月とのこと、残り少ない(?)とはいえ、少しやり過ぎかとも思う。