セラピードッグ
我腰痛事件の前々日、11月3日の日曜日に人形町祭りがあった。名前は大袈裟だが、内容は地元のそれも子供向けの地味なお祭りだ。我々はセラピードッグのコーナーで、わんこと親しくしたいと出かけた。人形町通り4車線の半分、2車線分を交通止めにして、主たる会場にしている。何かの模擬店らしき仮設テントが並び、大勢の子供で賑わっている。
仮設テントは各種あるが、ガチャの並ぶところには一段と大勢のこどもがたかっている。会場の端にパトカーが止まっていて、順番に子供を乗せているらしい。順番を待つ子供が長蛇の列を作っている。奥の一角まで歩くと、一般財団法人国際セラピードッグ協会がわんこを同伴してPRしている。
国際セラピードッグ協会の創始者は音楽家の大木トオル氏、彼は日米で活躍するブルースシンガー、著名な音楽家だが、一方、動物愛護家として日米の友好・親善に貢献。捨て犬達をセラピードッグに育成するパイオニアとして動物介在療法の普及を44年にわたり行っている。障害者施設、高齢者施設、病院、教育の現場などで活動し、日米の各施設で多くの症例と成果を出している。セラピードッグ訓練カリキュラムの考案者として活動中・・・・だそうだ。因みに協会の本拠地は人形町2丁目にあり、わが家から近い。
セラピードッグ協会のテントは、かなりな人を集めている。数匹の可愛いワンコがいて、自分の役割りを果たそうと愛想を振りまいている。お世話するお姉さんたちもやさしく、集まった人々とワンコの仲立ちに努めている。
なかに際立って小さなワンコが係のお姉さんに抱かれている。監視人殿が頭を撫でると尻尾を振って喜ぶのでお姉さんが、抱いてあげて下さいと言って差し出す。監視人どのは大喜びで受取り、両手で抱きしめる。名前は「小春」だそうで、「小春ちゃん寒いの、偉いね・・・・」などと一通り会話(?)してから、女性に戻して一件落着。
わんこが可愛かったのと、子供が意外に大勢だったことが印象に残った人形町祭りだった。