孫娘がヴォーカル
次男の一人娘(つまり孫娘)は現在中学3年生、中高一貫の女子高に通っている。昨日、学園祭で軽音楽発表会に出演するとのことで、次男に誘われて見に行った。
次男が米国勤務だった12,3年前、一時帰国の際、日本橋の当家に数日間滞在したことがある。毎朝早く、孫娘が我々の寝室に来て暴力的に起こすので、些か寝不足の数日だった。私が会社に出かける時、マンション3階の窓から、「ジージ、行ってらっしゃい」大声で叫ぶので、こちらもニコニコして手を振ったものだった。
昨今、次男一家とは、年に2,3度人形町で一緒にランチを食べるが、孫娘は幼き頃とは大違いで、ともかくおとなしい。殆ど喋らないし、何かを訊いても、小声で恥かしそうに(なふりをして)で答えるだけ。自分から何か喋ることはまったくない。
母親(嫁殿)は音楽大学のピアノ科卒、今でも自宅(マンション)の一部屋をグランドピアノが占めており、時々弾いている・・・・らしい。だから彼女が、軽音楽部に入っているのは自然の成り行きとも言える。
昨日、孫娘の通う世田谷の女子中・高に行き、2時間にわたり中学生の軽音楽発表会を聞いた。会場は近代的な中規模のホールで、300人ほどが入り、ほぼ満席。各グループが全部で10のパートを披露する。第一印象はともかく、音がバカでかい。耳栓を持っていくべきだった。特にドラムの音が大きく、体に振動が伝ってくる。ベース、ギター、キーボード、ヴォーカルの組み合わせで、訳のわからない曲を演奏し、歌う、勿論全ての曲は知らないし、何を歌っているのか、日本語なのかさえ、さっぱりわからない。
孫娘は10のパートのうち、5パートに出演、(予定は4パートだったが、臨時の応援で1パート追加)、ベースに加えて、ヴォーカル、(臨時に)キーボードまで弾き、大活躍だった。特にドラムと2人だけのパートでは大きな声で曲を紹介し、歌う。曲は「trainwreck1979」とプログラムに書いてあるが、勿論しらない。声はよく通るのだが、何と歌っているのか全く分からない。何となく英語なのだろうと思うが、その程度だ。それにしても、あのおとなしい子が、と言うのは間違いで、どうやら我々の前では猫を被って・・・・騙されていたらしい。
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