鬱々と
窓の外を覗く。
ベッドに横たわったまま。
空が白い。
憂鬱。
仮に晴天であったとしても、その気持ちに変わりないと思う。
それでも、やっぱり憂鬱。
この空は憂鬱だ。
昔観たフィリピンの映画作品などで、ブリーチバイパスっぽい画作り、色使いをしたものが何本かあった。
救いのない物語。
色の無い風景が、不安感をより一層掻き立てる。
もう何年になるだろう。
こんなふうにどんよりとした日々が続くのは。
虜囚。
見えない鎖でベッドに縛り付けられたような。
そんな閉塞感。
出かけねば。
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