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北京五輪のぐっときた言葉『私の人生を変えた事実などどこにも存在しない。』

今回の北京オリンピック。たくさんの感動がありました(在宅万歳!!)。閉会式のハグ動画も泣けました。一方で、少し首を傾げてしまうような事も色々ありました。

それぞれの出来事は想像の域を出ず事実はわかりませんが、
・スポーツに100%はないんだということ
・オリンピックに行くようなアスリートは、常に限界ギリギリのところで戦っているんだということ
そんなことを、肌で感じさせてくれた2週間でした。

今回も選手たちの数々の言葉に出会いました。
一番最初の記事にも書いた羽生結弦選手の言葉も良かったですし、
小平奈緒選手の「成し遂げられなかったけど、やり遂げられた」という言葉が好きでした。


中でも記憶に残ったのが、スキージャンプの佐藤幸椰選手のTwitterに書かれた言葉です。スキージャンプ混合団体で高梨沙羅選手たちと一緒に飛んだ選手です。

スーツ違反になってしまった高梨沙羅選手が投稿した、真っ黒な画面のInstagram

今回、私の男女混合団体戦での失格で
日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。
私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。
謝ってもメダルは返ってくることはなく
責任が取れるとも思っておりませんが
今後の私の競技に関しては考える必要があります。
それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております。

高梨沙羅選手のInstagramより

その返事としてこんなツイートをしていました。

『私の人生を変えた事実などどこにも存在しない。』

なんて力強くて、
真っ直ぐで、
そして
愛がある言葉なんでしょう。

「謝らなくていいんだよ」ということを、小林陵侑選手も含めそれぞれの選手が、それぞれのキャラクターとそれぞれの方法で伝えていて、その空気感を我々一般人が一緒に体感できる、SNS時代のオリンピックでした。

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