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余白がないと面白くないだろ。その余白は無理して埋める必要なんてない。余白は余白のままで。

・お世話になる。

中学、高校とお世話になった方々がどんどん周りからいなくなる。一番寂しいのは、野球部の監督。今年で学校をやめ、東北のほうの実家に帰るそうだ。年齢は60歳に近い。見た目はすごく若いから、まだまだ現役だし、元気だと思っていた。その監督が昨年、大きい病気になったらしい。声は見違えるほど細々になっていた。昨晩に積もった雪の重さだけで折れてしまう枝のように細かった。なんだか前よりも小さくも見えた。グランドにはもう2度と戻らないそうだ。諸行無常を感じた。切なさと同時に、俺らが頑張らなければというやる気も満ちてきた。いっときのやる気で消滅してしまわぬように願う。その監督が今度、苦いジュースをご馳走してやると言っていた。監督と選手の関係は今になっても難しい。なんだか素直になれない監督と当時の恐ろしさが抜けきれない選手の距離感はほどよく心地よい。それでいい。「将来は何をするんだ?お前らなら何にでもなれるけどな。自信もて」これになんて答えていいのかわからない。お笑いやります?やってます?やりたいです?嘘も方便とはよく言った。難しい。今週末までに伝えることを決めておこう。きっと事前に決めておかないと、当時のように訳のわからぬことを叫んで、ベンチ脇に立たされ発声させられることになる。そうなっては困るから。苦いジュース屋さんでは。もうここはグランドでもないし、グランドに戻る場所すらないから。戦場は移り変わる。

・腕とおるわ。

俺が作ったマグカップがある。それはよくもまあ器用にできている。ただ、取っ手だけが異常にでかい。ほんとにでかい。余裕で腕が通るくらいでかい。だから、あんまり使っていない。だって、腕が通るくらい持ち手がでかいんだもん。いつか、最適な使い道を見つけてみせる。絶対に。

・絶対音感っておい。

音感を感じるセンスがいい奴(通称:絶対音感を持つ奴)がこの前、イキっていた。まだ、絶対音感でイキるんかい。大人だぞ。そいつが、「すき家の牛丼⤴️」の牛丼⤴️の部分の音程を見事に外した。丼⤴️がうまくいかなかった。丼⤴️を外したから、きっとこいつは一生丼は食べないだろう。かわいそうに。こんど、特盛をねぎだくで注文して、ちょっとネギ分けてあげよう。

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