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靴下の色が好きだったけど、これじゃダメだ。でも実は誰も俺の靴下の色なんか見てない。人生そんなもん。

・もう一度、好きなことで燃えようぞ。

電車内の話。何気なく、まったく普段通り俺は電車に乗っていると、懸命に電車の先頭車両で車内の整備や作りをみて、メモをしてる高校生がいた。ときたま、スマホを起動して、シャッターを連続できる。見た目はまさにオタク。いけいけJKの視界に入れば、確実に虐められる。根こそぎ虐められる身なりだ。メガネで色白で細っ。靴は運動靴。こういつやつは革靴履けない口。そのちょうど横でイケてるっぽい男3人がワイワイ話してた。こちらも高校生らしく、どうやら部活動にはそこまで熱中していないらしい。誰がかわいいとか、この前あいつとデートしたとか、結構レベル高い話をしている。どちらも間違いなく青春でいいなって心から思ったけど、自分の時間を好きなものだけにそそいで、それでいて情熱を注げているのはきっとオタクなんだろうなとも思った。他の人から輝いてキラキラ見えていても、それは実のところは形だけなんてことは往々にある。最近はほとんどそうなんじゃないかとさえ思っている。大学のサークル活動なんてまさにそうだ。サークルでBBQ行きました!の全員が楽しそうに映ったほんの一部の写真だけをインスタに乗っけて、調子にも乗る。まったく面白くない。あんなのはゴミだ。電車内のメガネの目の奥は燃えて見えた。俺も学生生活の最初は電車の3人組を憧れたけど、いつまで経ってもそのメンバーに仲間入りはできなかった。結局はオタク気質なんだよな。根がダメだ。いくら、いい花壇に植えても、いい花瓶に入れても、いい陶器に入れても、根がダメじゃダメだ。残念。
そんなことを考えながら、目の前にいる超絶美少女の顔を相手にはバレないように拝むために、心の底から燃えていた。そんなことに燃えている自分に燃えている自分もいた。

・マジでなんもしなかったなー。

今日はマジでなんもしなかったなー。最悪。っていう日がすごくある。嫌になる。けど、誰かが言ってた。あなたは今日も生きたじゃない。それは立派で素晴らしいこと。俺のおばあちゃんも言ってた。3歩進んで2歩下がる。1日に1歩も進めたなんてすごいことじゃない。明日も生きましょう。誰かに刺さる言葉を吐くためには人生の深さを出さないと。グーグルで「人生 深み 出し方」と調べているうちは、まだまだゴミ人間で楽にやらせてもらおう。素晴らしき世界をまだまだ楽しみましょう。戦争はダメ。

・ここは24時10分前新宿。

駅構内に真っピンクのゲロが落ちていた。おまえ、直前に何食べた?本人がいれば間違いなくインタビューしていた。新宿コワイ。。。

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