社会的障壁をなくす事は、皆が幸せに繋がる
前回では障害者・社会的障壁の話をしたが。
社会的障壁を減らすことで、障害者の方にはもちろんメリットがある。
一方で、社会にも大きなプラスになるのではないかと思う。
例えば以下の点があげられるのかと思う。
① 労働力の増加
② 犯罪減少・治安向上
まず、労働力増加が考えられる。現在、日本は少子高齢化で、労働人口の減少が危ぶまれている。様々な法律が出来、女性や高齢者、障害者が雇用に就きやすくはなってきているのかとは思うが、社会的障壁がなくなり、障害者が社会参加出来るに越したことは無いと思う。
次に犯罪減少・治安向上だが、発達障害・知的障害などの言葉は現在広く知れ渡たってきていて様々な支援が行われて個人の適応力向上、社会的障壁をなくそうとしている。しかし障害者に当てはまらないが、生きづらさを感じる境界知能(知的障害とは診断されないが、平均的な知能指数よりは低くIQ71以上~85未満の方で、社会に出ると生きづらさを感じる事が多い)や発達障害とは診断されないが、限りなく発達障害に近いグレーゾーンな子供・大人が多くいる。
そういう方々は、学校や社会でも上手くいかず、ストレスが溜まり非行や犯罪に走ったりする事が多い。そういう方々の学校や社会での勉強の枠組み・仕事の枠組み等の社会的障壁を減らし、ストレスや生きづらさを感じない工夫が出来れば、犯罪が減少し治安は向上するのであろう。
犯罪は、被害者はもちろん、被害者の家族・周りの関係者にも大きなストレスを与えるだろうし、加害者自身やその家族にも大きなストレスを与えるだろう。また刑務所・少年院など司法の支出も大きくなる。それだけ犯罪を防ぐ事は大きな意義といえるのかもしれない。
このように、障害者とは認定されない障害者の方々もかなり多くいるとみられる。
こういう方々の生きづらさの軽減が出来れば、犯罪も減り当事者、社会共にもメリットが生まれるのかと思う。
また、皆が生きやすい社会になれば、子供を産んで育てたいという方々が増え、少子高齢化の問題も改善していくかもしれない。