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生きるというのは苦しみをあきらめること(HUNTER×HUNTERを読んで)

HUNTER×HUNTERのカラー版を全巻買って読みました。めちゃくちゃ面白かった。
キメラアント編最高。

キメラアント編の中でも、メルエムとコムギが軍儀をしていく中でおきるメルエムの変化が個人的にすごく好き。ベタかもしれないけど。

そしてキメラアント編の終わりにこんなコマがある。

HUNTER×HUNTER337話より引用


これを見て「あー、生きるってことは苦しみをあきらめるってことなのかもな」と思った。

生きてると苦しみを排斥したくなる。ずっと笑っていたいし、永遠に楽しい時間であってほしい。なのに現実は今ある楽しさみたいのにはすぐ慣れてしまうし、その分苦しみに敏感になってしまう。

でも本来は苦しみがあるからこそ笑いが光るし、苦しみがあるから感動できる。

だから苦しみは悪いものじゃないんだ。確かに苦しいし、痛いけどこれが人生を形づける。苦しみをあきらめていこう。

そんなふうに思った。

他にもいろいろ好きなコマはあって

この2つも好き。

1枚目のコマのような「あー、俺はこの瞬間のために"生きてきた"んだな」は結構年2くらいで思う。
主に芸人さんのラジオを聞いて爆笑してるときだけど。
「この瞬間のために"生まれてきた"」と生きてきた理由じゃなく生まれてきた理由を決定づける日はおれに来るんだろうか?やっぱり死が迫ってないと思わないのかな。

2枚目のコマは理想だなって思った。いつか心の底から「陽と地と詩で満たされる」と思えるようになりてぇな。まあ今でも晴れた朝に生ハムとコーヒーを買って食べるときとか、紙の本で小説を買って読むときとかに同じようなことは思ったりするけど、この感覚を大事にしていきたい。

HUNTER×HUNTERまだ読んでない人はカラー版、おすすめです。完結してないから読まないという意見の人は安心してください、キメラアント編で完結してます。

何周しても新たな読みができるらしいので、自分も何周も読んでいきたい。
ちなみに今ぼくは2周目なんですけど、ゴンとキルアの恋愛漫画に見えてキルアが可愛くてしょーがないです。

いい感じで明るく締めたかったけど、正直げんなりする。あきらめなくちゃいけないのかー。しかたないのかー。そうなのかー。

おしまい

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