ローラ・パーマー最期の7日間を見たのは多分25年前だ 人生でいちばん自分を追い込んでいた時期であり その頃はどん底に突き進むまま突き進むほかにどうすることもできないように思えていた スカパーの映画チャンネルで放送されたのが初見だった 当時はいまのような動画配信サービスがなかったから繰り返し見るためにVHSをたくさん買った (私は何度も同じ映画を見るためテープが劣化してしまう) Questions in a world of Blueが流れるBARでローラが泣く場面と ロー
サーシャが昏睡して4日目の午後 窓から差し込む光の中で舞う塵をぼんやり見ていた。 1月の吹雪の日であるにもかかわらず空は明るかった。 窓の向こうでは光の中で雪が縦横無尽に降り続き 部屋の中では塵がキラキラと光っていた。 彼の長く美しい鼻を指でなでながら、 一緒にいてくれるのならずっと眠っていてくれてもいいと思った。 ずっと思っていたことだ。 サーシャと一緒なら3万年も1億年も、記憶の残滓以下になっても 一緒にいたいと思い続けてきた。 このまま目覚めることなく死んでしまうの
うちのねこは太っている。 たぶん人前に出したら虐待だなんだのと言われると思う。 余計なお世話だと私は心の中で思っている。 猫の猫生は短い この短い時間の中で 私たちは楽しいことをすきなだけ貪ってる もちろん一緒に獣医にもいく 今年は乳がんの疑いがあって方列切除に踏み切った 生検の結果は悪性ではなくてちょっとした腫瘍だった 10万円もかかっちゃったけど惜しくなかった まあ実はお金がなくって もってるブランドバッグも宝石もいっぱい売っちゃったんだけど。 愛着のあるものもあったけ