【議題】自分本位の生き方は間違いなのか
人間結局自分のことが一番かわいい。自分を犠牲にしてまで他人に尽くすなんて、自分自身に嘘をついているのではないのか。心が荒んでいる時ほどよく思う事である。
そんなことはないという意見もあるが、人間誰しも生きる上で自分以上に大事なものがあるのだろうか。
マンガやドラマでは自分の命を犠牲にしても仲間を守るシーンや、あなたのためなら死んでもいいと言ったセリフが出てくる。
そういうシーンの感想を聞くと「かっこいい」「感動した」「憧れる」などの感想がある。確かにかっこいいが、そう思うということは、自分はそんなことができないという点にかっこいいとか憧れるといった感情を抱いているということではないだろうか。つまり、みんな自分が一番かわいいのである。
めちゃくちゃなロジックであるが、私はそう思う。
時に哲学者のデカルトは「我思う故に我あり」という名言を残している。世の中のあらゆるものは実際に存在しているかどうかを証明することはできない。しかし、今私が考えているということは私自身が証明できる。私という存在は私が考えているということで証明できる事実である。
この考え方をめちゃくちゃ極端に理解するならば、私以外の他人が存在しているかは証明できないのである。ならば存在していないかも知れないものを、確実に存在している自分より大切にする必要があるのだろうか。自分を一番かわいく思うことは至極真っ当である。
こんな考え方してたら友達居なくなります。くれぐれも口に出してはいけません。もしみんながみんな心からこのように思っていたら、世も末です。
そういう意味では自分本位の生き方は間違いなのかも知れないが、人間の本質は自分本位であるということは、間違いなのだろうか。
以上
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