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マイナージャンルに生きる

 こんにちは。
 しがない物書きの九曜でございます。

 今回は清水の舞台から飛び降りるつもりで(大げさな……)、私が現在進行形でハマっているアニメと偉大なる原作について紹介いたします。
 御用とお急ぎでない方は、ぜひおつきあいを。

 2022年になっているのに、私のおすすめするアニメは2004年の作品です。令和4年の皆様に平成16年のアニメをおすすめする暴挙です。
 その名も……

「SAMURAI7」!!!

SAMURAI7とはどんなアニメか

 映画に詳しい方ならピンときたでしょうが、このアニメは日本が誇る映画監督、黒澤明の代表作「七人の侍」をアニメにリメイクした作品です。
 原作が公開されて50周年の記念すべき年に合わせて制作されました。
 あらすじはこんな感じ。

 はるか未来、かつては地球と呼ばれていたかもしれない惑星でのお話。
 戦の時代が終わり、時代の寵児だったサムライは行き場を失い、アキンドが力をつけていた。サムライの中には落ちぶれ、「野伏せり」と呼ばれる盗賊に身を落とす者もいた。
 そんな「野伏せり」に毎年実りを奪われるカンナという村があった。今年も耐えるだけかと問う若者に、村長は仰天するようなことを言い放つ。
「さむれえ、雇うだ」
 腹を空かせたサムライに、腹いっぱいの米を食わせることを条件に、村を守ってもらおうというのだ。
 そして村を救うサムライを探すため、水分みくまりの巫女キララがいちばん近い虹雅渓こうがきょうという街に旅立った!
「稲穂がこうべ垂れるまでに、さむれえ、連れてくるだ」
 キララはサムライを連れてカンナ村に戻ることができるのか?
 村を野伏せりから守ることができるのか?
 今、ここに幕を開けるSF時代劇!

 とまあ、前半は原作「七人の侍」をなぞった作りとなっております。
 で、ここまで語って、注意深い方は気づかれたと思うのですが、なんで「SF」時代劇なんだと。普通に時代劇でいいんじゃないかと。ごもっとも。
 機械化してるんですよ。
 「野伏せり」が。
 自分たちの身体を。
 なんのこっちゃとお思いになるでしょう。見ればわかります。
 「野伏せり」様たち、10mを超える巨躯きょくなんですよ。なぜか。
 安心してください。味方のおサムライさまたちは、きちんと血の通った人間ですんで。
 巨大ロボと生身の人間が斬り結ぶ!いい意味でぶっ飛んだ作品となっております。
 じつはこれにはれっきとしたわけがあって、NHKでの放送が決まっていたため、流血シーンを少なくしてほしいという難題があったのだとか。
 で、制作側が半ば苦肉の策として、原作の野武士(SAMURAI7でいうところの「野伏せり」)を機械という設定にしたんですね。
 賛否両論ありますが、私は今でもSAMURAI7、大好きです。

 さて、生まれ変わったおサムライさまたちを、皆様にも観ていただきたいのですが、いかんせん2004年初出の作品ですから、配信サイトなどに頼るしかありません。(Blu-ray BOXもあるにはありますが、もう廃版になっているのではないでしょうか。中古をオークションなどで探すのもありですが、2022年8月現在でAmazonの中古の最安値が22,514円と決して安くないお買い物です)

配信サイト

Amazon Prime Video

  Amazon Primeに入っている方ならここかと。
 筆者はこのご時世にスマホで動画を見る習慣もありませんから、よくわからないのですが、dアニメfor Prime Videoで月額440円で観られます。

バンダイチャンネル

 月額1,100円とお高いですが、第1話だけなら無料で観られるのが強み。
 まずはここで1話を観ていただくのがベストかな。

GYAO!ストア

 こちらも第1話は無料。
 視聴スタイルに応じて、1話ずつ(110円・レンタル)・5話ずつ(440円・レンタル・視聴期間14日)・1話以外全部(1,925円・レンタル・視聴期間30日)とパックがあります。

dアニメストア

 Amazon Prime Videoでもご紹介したdアニメストア。
 他の作品も観るよ!という方なら、ここがおすすめですね。
 月額440円から、豊富なタイトルが観られます。

U-NEXT

 まだ入会していない方なら、こちらもおすすめかと。
 31日間の無料トライアルがあるので、お気に召した方はトライアル中に突っ走るのもあり!

最後に

 マイナージャンルなんてちょっと自虐的ですが、なにせ20年近く前に終わって、作品の性質上続編も望めません。
 ほそぼそと二次創作していますが、正直なところ作品を某サイトに載せても閲覧数も3桁が関の山です。(これは筆者の力量が至らないせいも大いにあります)
 ただ、嘆く前にやることがあるのではないかと思いました。
 作品になぞらえるなら「田起こし」でしょうか。
 この記事を目に止められた通りすがりの奇特な誰かさんに、精一杯自分の好きな作品について語ってみよう。
 もしかしたら、その方が新しい同志になってくれるかもしれない。
 そう思って綴りました。

 作品公式サイトは幸いにして生きております。
 20周年の公式イベントだってあるかも知れません。
 拙いですが、オンラインイベントも企画しました。
 どうか皆様とご縁がありますように。


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