私の好きな OUTRAGE のベスト5曲
LOUD PARK 2023、PANTERA降臨に続いて追加ラインナップが出て早数週間。チケットも購入して万全の体制を整えているところだが、Tokyo Onlyだが参戦が決まったOUTRAGEを今回取り上げたいと思う。
まずはDiscograhyから。
1. Black Clouds (1988)
2. Blind to Reality (1989)
3. The Great Blue (1990)
4. The Final Day (1991)
5. Spit (1993)
6. Life Until Deaf (1995)
7. Who We Are (1997)
8. 24-7 (2002)
9. Cause for Pause (2004)
10. Outrage (2009)
11. Outraged (2013)
12. Genesis I (2015)
13. Raging Out (2017)
14. Run Riot (2020)
1stから35年、今でも現役バリバリであることが単純に凄いなあ。
自分がリアルタイムで聴いていたのは、4th~6th。先日来いろいろなメディアで取り上げられた"1991年特集"にも一部登場する4th「The Final Day」は、当時も相当話題になり、メタル界隈では盛り上がった記憶がある。
今回改めて1stから最新作まで、何度か聴き直して思ったのは、やはり90年代の特殊・特有さ。OUTRAGEで言うと、1st~3rdはゴリゴリのNWOBHM。4th当時、過去作も振り返って聴きたかったがお金もなくレンタルもなく、で聴けていなかったのだが、今聴くと改めて日本人離れしたスラッシュメタルが聴けたのがまず最初の発見。
次に、リアルタイムでも聴いていた4th~6thに加え7thまでの90年代を見ていくと、作品ごとに劇的にカラーが変わっていく。4thはANTHRAX辺りのスラッシーな楽曲に加え、Alice In Chains辺りのグランジっぽさもありバラエティに富む。次の5th「Spit」はこれぞ90年代!というヘビーなアルバム。Helmetとかを思い出したが、にしても当時を思い出すようで感慨深い。6th「Life Until Deaf」は再度メタルにより戻した印象で、バランスある良作。7thもこれまた90年代な感じで、グランジ・インダストリアル要素も感じる90年代ミクスチャーメタルか。
この後、ボーカルが抜けた8th~9thを経て、復帰した10th「Outrage」から最新作に至るところは、90年代のいろいろな変遷を経て(これがあるのとないのでは大きく違うと思う)のスタンダードなメタルで突き進む印象。特に最近の2作「Raging Out」「Run Riot」は原点回帰のスラッシュメタルを最新型で表現していて、聴いていてとても心地良い。
いよいよベスト5曲、まずはこれ。
1.My Final Day <The Final Day (1991)>
やっぱりこれでしょ。1991年を代表する1枚と言っても良い、「The Final Day」の1曲目。なんかこれで突き抜けた印象。これ聴くとAnthraxがカバーした"Antisocial"を思い出してしまうのだが両方ともカッコいいよ。
2.Megalomania <Life Until Deaf (1995)>
「The Final Day」から「Spit」へ続き、より90年代っぽい方へ行くのかと思いきや、「Life Until Deaf」特にこの曲で路線を修正した感じ。1995年でこういう曲、実は意外と少なかったと思う。
3.Blood And Scars <Run Riot (2020)>
次は最新作「Run Riot」から。ビデオの演奏シーンもカッコいいこの曲は、もう何周りも周ってのザ・メタル。やっぱりこれでしょ。
4.Mr. Rightman <Spit (1993)>
重低音が効いていてコチコチの硬さ。「Spit」を改めて聴くと、90年代のムーブメントを強く感じる。やっぱりこういう音を皆求めていたし、やりたかったし。これが今聴くと凄く新鮮で良い。
5.Madness <The Final Day (1991)>
「The Final Day」の2曲目。こんなにアルバム2曲目がふさわしい楽曲も多くないと思う。1曲目のインパクトからの2曲目というと、Metallicaの"Master of Puppets"とか、Megadethの"Hanger 18"みたいなイメージと同じような感じ。
次点は以下。
You Suck <Life Until Deaf (1995)>
Fangs <The Final Day (1991)>
Outrage <Raging Out (2017)>
Machete III <Run Riot (2020)>
Doomsday Machine <Raging Out (2017)>
結果的には90年代の作品と最新2枚からのセレクトになった。
LOUD PARK 2023でも上記の楽曲中心に披露してくれるだろう、楽しみ!