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私の好きな Black Sabbath のベスト5曲

 2025年1回目の投稿は Black Sabbath から。

昨年は改めてヘヴィ・メタルを見直したいという思いもあり、今までしっかり通ってこなかった Iron Maiden と Judas Priest のライブを見ることにより、彼らの過去作と向き合い、名曲たちとも新たに出会い、ライブでもそれらを生で体験し、とても良かったと思っている。

2025年は70年代アーティストにも改めてしっかり向き合ってみたい、という思いもあり、一時期とくに90年代のメタル拡大期にカバーアルバムも連発されていたのでその時にも結構聴きまくっていた Black Sabbath を取り上げて、全キャリアからベスト5曲を選んでいこうと思う。


まずはいつものように、Discographyから。

1. Black Sabbath (1970)
2. Paranoid (1970)
3. Master of Reality (1971)
4. Vol. 4 (1972)
5. Sabbath Bloody Sabbath (1973)
6. Sabotage (1975)
7. Technical Ecstasy (1976)
8. Never Say Die! (1978)
9. Heaven and Hell (1980)
10. Mob Rules (1981)
11. Born Again (1983)
12. Seventh Star (1986)
13. The Eternal Idol (1987)
14. Headless Cross (1989)
15. Tyr (1990)
16. Dehumanizer (1992)
17. Cross Purposes (1994)
18. Forbidden (1995)
19. 13 (2013)

バンドメンバーの変遷の情報は他に譲るとしても、このバンドの変遷≒音楽性の変遷、と言えるぐらい、ボーカルに依ってそれぞれの特長がある、と言えると思う。

①オジー・オズボーン 1st~8th、19th
②ロニー・ジェームズ・ディオ 9th~10th、16th
③トニー・マーティン他 11th~15th、17th~18th

それぞれ特長的な声質の持ち主だが、曲調もそれに合わせて全くと言っていいほど異なっているので、同じバンドとは思えないぐらいだ。
さらに言えば、ボーカルと連動してが多いのだが、ギターのトニー・アイオミ以外のメンバーが頻繁に変わっており、それらがまたクセが強いメンバーだらけでもあり、演奏陣の特長や個性も透けて見えるのも面白い。

①過去自分の記事でも触れているが、とにかく90年代の、特に Metallica のブラックアルバムや Nirvana のブレークの前と後では、特にヘヴィーなロック・メタルの音楽性(流行?)が大きく変わったのは事実で、よりスローでヘヴィーなものが主流になったのだが、その当時はそれらのオリジナルとしてこの Black Sabbath がとてもフィーチャーされていたという記憶がある。

自分にとってもこの頃はよりヘヴィーで、より激しい音楽を求めていたのだが、その頃に連発されていた Black Sabbath のトリビュート(カバー)アルバムはとても新鮮に響き、一瞬でオリジナルへと誘い込まれたのであった。

これとか
これは何度も聴いたな、名作

これらを聴いてすぐにオリジナルの1st~8thを漁るように聴いていたのだが、やはりトリビュートで取り上げられた曲たちがどうしてもインパクトがあり・・・ある意味バイアスになってしまうぐらいの影響だったな。

②そんなヘヴィーなブームが真っただ中でリリースされたのが、ディオがボーカルの16th「Dehumanizer (1992)」で、これはリアルタイムで聴いていた。オジー時代とは大きく違うものの、これはこれで良かったのでさかのぼり9th/10thにたどり着いたのだが、ヘヴィーさが命だった当時でも、9th「Heaven and Hell (1980)」は良い!と思えた。これがいわゆる伝統的な Heavy Metal なのかなとも思ったが、ディオのボーカルはもちろん、ドラマティックな展開には心を奪われたのであった。

③こうなったら全アルバムきくしかないでしょ、と①②以外のアルバムも聴いたのだが、当時はどれも自分には響かず・・・いわゆる退屈な!?トラディショナルな Heavy Metal / Hard Rock と捉えてしまい・・・当時の自分の許容力はこんなものでしょう。
ただ、今回改めて何度も聴き直したら、やっぱり良い曲もたくさんあった。サブスクで新しいリミックス等で音質良くなったのもあるかもしれないが、自分の許容力も上がった!?


というわけで、ベスト5曲は以下。

1.Sabbath Bloody Sabbath <Sabbath Bloody Sabbath (1973)>

初期オジー時代は名曲だらけなのだが、自分はもちろん他人に薦めるならまず最初はこの1曲!という観点で選んだら、やはりこの曲かと。
このバンドの第1期を代表する超名曲でしょ。


2.Die Young <Heaven and Hell (1980)>

これはもう個人的な大好物な曲ということで。
こういうドラマティックで性急でブレークもあり切迫感のある曲が好きだなあ。


3.Snowblind <Vol. 4 (1972)>

自分にとって、この曲こそ「ザ・ブラック・サバス」だと。
何かがプンプン匂いそうな曲調だし、ヘヴィーでスローで腰の据わったビートが最高。


4.Paranoid <Paranoid (1970)>

誰もが知る名曲。メタルバンドのライブの始まる前に常にかかっているイメージ(笑)。彼らにしては非常にシンプルでキャッチー。このビデオいいな。


5.The Law Maker <Tyr (1990)>

今回どうしても入れたかった③の中でも最もかっこいい曲。
曲調としては今聴くとよくあるバターンの1つなのかもしれないが、当時聴いていた時もそういえばよい!と思っていたし、今回改めて聴き直した時少し稲妻が走った感じ。


次点は以下。

Sweet Leaf <Master of Reality (1971)>
Heaven and Hell <Heaven and Hell (1980)>
Symptom of the Universe <Sabotage (1975)>
Dirty Women <Technical Ecstasy (1976)>
Never Say Die < Never Say Die! (1978)>


いやあ、同じバンドとは思えないぐらいのバラエティ。
ぜひ聴いてみて、皆さんのベスト5曲も教えてください!

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