ジミンちゃんの小指と私の親指
昨日、たっぷりどっぷり時間をかけてnoteを書いてみたけど、スキ♡してくれる方がいらっしゃってびっくりした。
読んでくれるだけでありがたいのに、ポチまでしてくれて(スキの機能、可愛い。恥ずかし可愛い。)
ビギナーズラックってやつなのかもしれない。
そんなこんなで昨夜の寝る前は少々ドキドキしてなかなか眠れなかった。明日は何を書こうか、色んな話を書きたいなぁ。身バレは怖いなぁ。でもそんな気にすることもないか。娘氏の身バレだけは避けないと……寝。
色々と考えあぐねた結果、ジミンちゃんの小指と私の親指について書こうと思った(何故)
ジミンちゃんの小指は短くて可愛い。
5.7cmだそうだ。
メンバーにイジられたり、ライブで小指の長さ比べしてたり、楽曲フレンド(月刊雑誌みたいになってしまった…)にもテテちゃんが歌ってたりして大変皆さんに愛されてる羨ましい小指くんである。
ジミンちゃんは気にしていたけど、わぁ!可愛い!って思った方のが大多数かと思う。
そこで何故私の親指が出てくるとかと言うと、
私の親指もちっちゃい。(は?)
ね?(は?)
これ、実は小さい頃に友達に言われて初めて気付いたのだ。当時は人と違う事が嫌で仕方がなく、なんだか弱味を握られた気持ちになり、ガキ大将だった私は親指をコンプレックスだと思って毎日ガリガリと爪の縁を削るという虚しい作業をひっそりと行っていた。
当然「いっせーのーせっ」や「指相撲」は大嫌いだった。
子供の感覚は容赦なく「あれー?変な爪ー!」等平気で言ってくる。「うるせーバカ!」と返事を返してもどこかで悲しく、空しいバカであった。
そんな中、小学校低学年の頃に私の親指を見つめてF君という子が
「あ!へびのつめ!」
と言ってニコッと笑ったのだ。
F君は同じ幼稚園で家も比較的近所にあり、心の優しい男の子だったので、悪気は一切感じなかった。
F君いわく、なんだかよくわからんがいい爪らしい。私ポカーン。
ポカーンとしていたが、初めて肯定された気がして胸の中がほんのり軽くなった気持ちになった。
しかしこの親指はことごとく私の人生において主張の激しい存在だった。
ピアノを習っていたが、元来手も小さくてオマケに短い親指のおかげで1オクターブが上から届かない。
オクターブ奏法がなかなか使えないのだ。
中学生の頃、やっとの思いで完奏した"大地讃頌"は私の意地の体現だった。
ギターを引くのも一苦労。Fコードでつまずくあるあるを乗り越えたと思ったらコードで6弦を親指の腹で鳴らないよう押さえるのに苦戦し、
親指と人差し指を引きちぎろうかと思ったほど。
腐っても女子高生、
ネイルがぶさいく。
(結局ギターを弾くと剥がれてしまうので諦めた)
スマホが片手で使えない。
ポケットからちょいです。
すみません、脱線しました。
歳をとる度に、環境が変わる度に言われる
「あれ?変わってる親指だねぇ」
の言葉たちは私のコンプレックスをいつまでも引き剥がしてはくれなかった。
小学生の時のF君の謎の"へびのつめ"という呪文のようなものだけが幾度も私に"いい爪"という暗示をかけてくれた。
話は長くなってしまったが、私は先日
生誕以来40年で初、ググることにした。
検索結果は直ぐに出てきて、親にも分からなかった私の短い親指はどうやらまむし指というもので先天的な遺伝したものである。というGoogle先生からの回答を頂いた。
1万人に1人というちょっとした稀な親指だった。特徴的なのは外見だけで何も人と変わらなかった。
F君の"へびのつめ"もあながち間違ってはいなかった。
私はジミンちゃんの小指が短い事を勝手にちょっとした共通点だね、ぐへへと共感していた。
彼も男の子で、指の長いイケメン達に囲まれてすこーしだけ長い小指に憧れてたのかな、とかバカにされたりしなかったかな?とか変な親心まで発動させ、イジられてる時ちょっとだけ心がチクッとした。
杞憂だったが。
彼は小指の小ささまで可愛いに変換出来るアイドルだったのだ。ジミンちゃんの愛され小指は曲にもなって世界中で愛されてる。
もちろん彼の心の内はわからないけど、世界一可愛い小指くんを私も可愛いと思い、私の親指も同時に可愛くない?と
勝手にLove Myselfしてしまった。(訳,ありがとう)
自分のコンプレックスがこんな形で解消されるとは…。
それからは娘氏にも「ママの親指可愛くない?」と聞いてみたり(彼女は面白いと答えた)
この爪に合うネイルのデザインを考えたり(不言不実行)
私の人生に少しだけかかっていた負荷が体重と反比例して軽くなったのだ。
つまりBTSの影響力ってすげぇ。って話でした。
身体的コンプレックスって本人にしかわからない事だし、ナイーブに考える人も多いと思う。けど、こんな小さな些細な事で自分をプラスに変えられる事もあるよ!って話。
余談だけど、幼いあの日に「へびのつめ!」と言って私の親指をニコッと笑ってくれたF君は今、ものすごいビッグバンドでベースを弾いている。
日本のバンドマンで知らない人がいたらびっくりするレベル。日本のみならず、海外でも高い評価を受けていて、たまに彼のバンドのリアクション動画をYouTubeで見るのも私の楽しみだ。
中学卒業以来会っていなかったが、コンビニでバイト中話しかけられた時はびっくりしたし、懐かしかったし、その後ライブも行ったし、メジャーになってもタトゥーだらけになっても、海外でライブをしていても画面越しにみるF君はやっぱりF君だった。
ジミンちゃんもF君もワールドクラスで活躍している。早くこの嫌な日々が収まってライブに全力投球できることを切に願う。
さて、特売日なのでスーパー行ってくる。