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【若手コンサル各位】PMOの仕事って勘違いしてない?

にむです。

よくTwitterで「コンサルがPMOをやりたがらない」というツイートをよく見るのですが、自分はとても疑問に思います。

若手コンサルこそPMOの案件はやるべきではないかと思っています!


そもそも、PMOって何?

PMOとは「Project Management Office」の略です。PM(Project Manager)をバックアップして、プロジェクトを成功へ導く手伝いします。

PMOの役割は、個別のプロジェクト管理・システムの品質向上・リソースとコストの調整・人材開発など広範囲に及びます。

例えば、大規模プロジェクトにおいて、PM1人がプロジェクトすべての工程に目を光らせることは物理的に不可能です。そこで、PMOはPMの代わりに個別のプロジェクトの進捗管理などをして、システム開発が頓挫しないように調整します。

なぜ、若手コンサルはPMO嫌がるのか?

あくまでも推測ですが、「受け身で仕事をする」が原因ではないかと思っています。

PMOってPMのバックアップなので、PMからの指示を受けて動くことが多いです。

そういった状態が続くと「つまらない」、「やりがいはない」と感じます。それに加えて、上流工程や戦略案件をやりたくてコンサル業界に入ったのにPMOの泥臭い調整系が多いので気持ちも分かります。

また、プロジェクト進め方、組織風土、メンバの特徴など全く分からないところから支援が入るのは難しく、能動的に提案すると的外れな提案になることもよくある話です。(しかし、ここがポイントです!)


PMOの仕事は自分で作る!

そもそも、PMOは受け身で仕事するものではなく、ある程度の権限を持って能動的に作業していくものだと思っています。


これは個人的な意見ですが、PMOの仕事は「いかにメンバがパフォーマンスを発揮できる環境を提供できるか」と考えています。


PMOの役割って広範囲に渡っていると述べたように、明確な仕事が決まっているわけではなく、プロジェクトの状態によって求められている役割が異なります。


例えば、プロジェクトが遅延しているのでPMOとして立て直しを依頼された場合、まず考えることは「遅延している原因は何なのか」です。

PMから指示が出るわけではなく自分で情報を探しにいく必要があります。そもそもPM忙しいのでなかなか相手してくれないのが実情です。

<仮説>
・要員がいない?
・進捗管理できていない?
・タスクの振り分けがうまくいっていない?
・クライアントとの調整時からスコープが広がっていないのか?


これらの<仮説>から情報を確認していきます。


<情報収集>
・提案書、プロジェクト計画書、RFPを読み込む
・マスタースケジュール、WBSの確認する
・クライアントとの会議体、内部の会議体の議事録を確認する


情報収集してから、PMやPLにヒアリングをして、このプロジェクトに足りないものを整理してPMに報告します。合意ができたら実行していき、プロジェクトに浸透させるまで支援します。


他にもプロジェクト推進していく上で非効率な運用を改善したり巻き取ったり、稼働が集中している人を報告したりします。


外部から入ったPMOは、組織風土が分からずなかなか口を出しにくいですが、PMから号令かけてもらったり、工夫しながらプロジェクトを推進していく必要があります。


このようにPMOは、 PMの言われた仕事だけするのではなく、自分がいろいろと動くことで、経験もクライアントとの信頼も得られます。

・仮説検証
・ヒアリング
・リスク想像力
・プロジェクトマネジメント
・自分の考えを表現するドキュメンテーション
・論理的に説明するためのロジカルスピーキング


なので、PMOは若手コンサルタントが一度は経験すべき案件と思います。PMOとしてコンサルタントが1人でアサインされても、クライアント先のPMや自分の上司が責任取ってくれるので、のびのびとできる立場だと思っています。


プロジェクトが失敗したのはPMOのお前のせいだ!!とはなかなかならないですからね。笑


なので、コンサル未経験の中途社員や若手社員はPMOからジョブ開始するべきです!


私もコンサル未経験の立場でPMOからジョブスタートしました。SIer出身だからある程度、振る舞いは分かっていましたが組織風土の違いからなかなか難しいなと感じています。


でも、それが大きな経験になっていますし勉強になっています!


前職のSIer時代に読んだ本とPMOに参画するにあたって参考にした本を紹介します。ぜひ読んでみてください。


本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

にむ






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