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親父

久々ッ⭐︎

別に大したことではないんだけども、なんかこの気持ちを共有したくて久々に書く。

仕事から帰って、夕ご飯をボソボソ食べていたら、親父が話をしてくれた。
いつもなら姪っ子の話とかベイスターズの話とかをしてくれるんだけど、今日は母親の話をしてくれた。

「今日さ、お母さんとお昼にうどん屋さん行ってきたの。
そしたらお母さんが『これ食べたいなぁ』って言って見せたのが、うどんと天丼のセットだったのよ。
ただ量的にお母さんも食べれるか気にしてたから、『余ったら俺食べるから、頼みなよ』って言ったのさ。そしたら、全部ペロッて食べてやんの。ちょっと残ったの当てにしてたのにさぁ笑」

ちょっと待て、親父。
「余ったら俺食べるから、頼みなよ」っていったのか。
お主そんな優しいムーブできたのか。

いつもは照れ隠しかなんなのか、わからないが「母親の尻に敷かれてて可哀想な俺」アピールしていて、ことあるごとにするので少しめんどくさく感じていたが、裏ではそんな優しいムーブをしていたのかい。

昭和34年生まれの男。
確かに、俺の親父は世代にしては(というか今現在の一般的にみても)かなり家庭的であるし、優しい親父だった。
ただ、同性だからかめんどくさく感じるときは、ちゃんとめんどくさい。
母親の味方をしがちである。

しかし、親父作った温かい味噌汁を啜りながら聞くその話は、とにかく可愛らしかった。

俺もそんな優しいムーブができるような人間になれるよう頑張るぜ。親父。

母親がガーガー寝ている横で、嬉しそうに話す父親。それをなんでか照れながら聞く俺。
今日はいい1日だ。

ちなみに俺の一番好きな料理は、親父の作るバターたっぷりのオムライスである。

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