【ビルジ漏】坂の上の蜘蛛とか使えないウインチハンドルとか
本日は、おそらく年内最後のマリーナ。
色々と立て込んでまして年明けまで来るのは難しそうです。
マリーナから浦賀水道を見ると、三浦半島越しの富士山はうっすらな感じです。
例年ですと頭に雪を被っていますが、今年は降雪(降雨も)が非常に少なく、全く雪が見えません。 先週は東側斜面にちょっとあったんですけどね。
冬の澄んだ空気に雪のない富士山もまたいい感じですので枯山水的に楽しみましょう。
さて、先週の帰り際に蜘蛛退治にとバルサンを炊きましたが、キャビンに入ると…
蜘蛛がわざわざテーブルの上でお亡くなりに。
まさに「蜘蛛の子を散らす」ではなく「蜘蛛の子を蹴散らす」バルサンの活躍が証明されました。 虫を食べてくれる蜘蛛には申し訳ないですが、キャビンに巣を張ったらダメよ。
ああ、そう言えばタイトルに「坂の上の蜘蛛」って書いたのに坂に関して何も思いつかなかった。
しかし、バルサンは匂いとか心配していましたが何も感じませんね。
煙は結構刺激的な匂いがありましたが、残らないようです。
さて次に風も良い方向でしたし、そよそよな微風ですので船台の上ではありますがセイルを広げてみます。
風を受けたいわけではないのでトップのバテン(フルバテン)は入れずに、スルスルと虫干し的にセイルアップ。
スライダーも軽やか。 ガフスパーもスルスル上がりますし、セイルもどこにも問題無さそうです。
しばらく張っておくつもりでしたが、急に風が吹いてきましたので慌てて畳みまして…
畳むと言えば、ウインチハンドル。
昨年末にイタリアのヨットコミュニティで結構話題になっていたeasyseaのFlipper 折り畳みウインチハンドル。
私も去年のクリスマス後くらいに注文してお正月に届いていたのですが、すっかり家で放置してたやつ。
こう言うハンドルなんですが、
こんな感じで畳めますので、ウインチにつけっぱなしでもシートを巻いたりとか出来る優れ物。
早速(←買ってからほぼ1年経ってて早速も何もありませんが)ウインチに付けて…
ほほー。
では畳まれたハンドルを伸ばして…
あ、あれ?
もしや、やらかした?
うん、ライフラインが邪魔してハンドルが展開出来ないですね…
送料入れて(しかも早く欲しかったから発送もExpressを選択)200ユーロくらいしたのに。
どうしよう、これ…
ライフラインを引っ張れば使えないわけじゃないけど、これじゃあダメですわ。
閑話休題。
今年最後と言う事で1年の締めくくりにエンジンルームの点検もと思い、エンジンルームハッチのボルトを外して…
エアクリーナー、クーラント、オイル、油水分離器等々を確認しまして、特にここはダメ!とか言うのも無いので安心して再びハッチを閉め…
あれ?水?
PSSの下にビルジが!
6月にプロペラシャフトとPSSを交換した後ずっとドライな感じでしたがここにきてビルジが溜まっています。
オイルでも真水(雨水)でもなく海水。
うーん、ゴミ噛みとかならいいですが(良くないけど)、ウチのヨットのPSSはものすごい手が届きにくい場所でカーボンフランジの圧を強める作業にも難儀しそうだし、それ以前に水に浮かべないとリークの再現が出来ないし、困ったな…
まぁ、水に浮かべてないから被害がこの程度で済んでる可能性もありますが。
陸置保管は諸刃の剣ですね。
ものすごくモヤモヤしつつ、時間も無かったので臭い物に蓋をしてそのまま帰宅しました(海上係留だったら怖くて帰れませんが)。
年明けに海に出したら、まずはこの問題を解決しないとダメそうです。