見出し画像

【惰話】ヨット時事ネタはダメ、被る事がある

いやぁ、ヨットのニュースってそう多くないじゃ無いですか?
だからこそ、それをヨットブログのネタに取り上げちゃダメですな。
と言う経験をしましてですね…、七転八倒しましたよね、昨日は。

せっかく途中まで書いてたので、せめて最初の方だけでも読んで下さいな。

↓ここから、最初に書いていた文章。

◾️大西洋横断で富と名声を得た男と手当を貰っただけの男の違い

その昔パイロットを生業にしていました。
いや、水先人のカッコいいアレではなくて、残念ながら飛行機の運転手の方ね。滑空機グライダーから各種レシプロ機、三発ターボジェット機(←今はなき航空機関士の資格も取ったよ!)や双発ターボファン機(←時代は2マンクルーに)、小型の12,500lbs以下単・双発ターボプロップ機と色々乗りまして、単独では3回大西洋を横断しております(双発レシプロ機で1回、単発ターボプロップ機で2回)。
ここで引き合いに出したいのがリンドバーグ
いやいや、♪今すぐKiss Meとか歌ってるLINDBERGじゃなくて飛行家”チャールズ・リンドバーグ”の方ね。
飛行機聡明期の1920年代に大西洋単独無着陸飛行したお方ですな。
その偉業は彼に世界的な名声、そして懐には巨額の金ビッグマネーが転がり込む事に(有名税で息子を殺されるとかのネガティブな面も)。

同じ単独大西洋横断飛行をしたのに大金と名声を得た彼、そうじゃない… むしろヨットのエンジン修理代にも腐心している私との違いは?

そりゃ現代の種々の進化した装備、高まりまくった機械の信頼性、そして洗練された飛行技術でしょうな。

燃料とオイルを注いでいる限り、止める方が難しいPratt & Whitney Canada PT6ターボプロップエンジンと、いつタペットへの機械的給脂が途絶えて何発か死んでもおかしくないカーチスライト星型9気筒空冷エンジンを積んだ飛行機の信頼性の差。
完璧なオートパイロットと、全てが人力の肉体的・精神的負担の差。
INS、GPS、LORAN、ADF、VOR/DMEを駆使した航法と、海上では役に立たない地文航法と言う圧倒的なナビゲーション能力の差。

航空機の長距離飛行に関する専門知識が無くとも、なんとなくイメージ出来るかと思います。
同じ事を成し遂げたにしても、昔なら大冒険の成功者、今ではちょっとしたプロジェクトを完遂した人と言う差が。

いったいお前はなんの話をしててどこがヨットなのかと言われそうですが、私が書きたいのは数日前に目にしたヨットのニュース報道。
「ヨット単独無寄港無補給で世界一周 日本人最年少24歳で達成」
こりゃすごいわ!大変だったね!って思いましたよ。
大学を出たくらいの年齢でヨットで世界一周なんか、考えもつかないわ。
私なんか、この頃ボケーーっとしてたもん。

↑書いてたのはここまで。

で、ですよ!
夜に続き書くかーと思いながら、毎週土曜日の朝に更新されるヨットブログを、コーヒー啜りながら読んでたんですよ。
↓これね

KojiのヨットブログIII
ヨットの長距離航海は冒険なのか?

あれ??
これって、今から私が書こうとしてた内容とベクトルが同じじゃない?

私は、

聡明期の技術と、ある程度こなれた時期での技術の差と言うのはあまりにも大きくて、命を賭すような冒険は数十年である程度訓練を積んだ人のチャレンジと言うレベルになる。

大分の新聞なんかでは見出しに「若き冒険家」と言うタイトルをつけたり、全国ニュースの放送でも大冒険として取り上げられる事に違和感。

命の危険を冒して成し遂げたからではなく、若くしてスポンサー資金集めやバックアップチームの組成を行い、その事業プロジェクトを完遂したのがすごい。

みたいな事を書きたかったんですわ。

ちょっとこれ、ネタを先取りされてどうすんのよ!

私は学びましたよ、今回の事で。
ヨットのニュースって少ないから、ヨット時事ネタ書くと被る確率が高いと言う事を。

やはり時事ネタは諸先輩方にお任せし、自分の事書いてれば良かったですな。

本来なら巻き直して別ネタを書くところですが、今週末は客船で八丈島に遊びに来てましてね…

珍しく荒れてない港に着岸したり

蒼い海をバックに牛様を眺めて

海沿いの公園で島寿司食べたり

みたいな感じなので、流石に島時間を削ってまで新しいネタを書くのは… と思ってしまいましたわ。

そんなわけで、今週はここまで…