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【25-01】相模の海に北斎を見た

先週はようやく

長かったヨットの入院が終わり、海に浮かばせることのできる状態になったと言うお話でした。
良かった。
いや、ホントに良かったよー。
マリーナの深窓の令嬢みたいになってたもん。

そんなわけで、早速今日はテストで海に出しますよ!
本来はエンジンのテストなんで帆走はあんまり関係ないんですが、もうセイリング帆走する気満々ですわ。
今日は西風が15m以上吹いていますので、風裏になる東京湾側に出るのがセオリー定石ではありますが

マリーナから相模湾方向を見たら綺麗な富士山が
ご存じ、神奈川沖浪裏
押送舟のクルーがハイクアウトしている(のか?)様がかっこいい

相模湾側、なかなかきれいな富士山が見えてるじゃないですか。
結構な波があるはずなので、
富士山荒波ヨットで、これが現代版神奈川沖浪裏
みたいなネタ写真を撮ろうか逡巡していると、

富士山へ向かえ!

と、フィールド・オブ・ドリームスばりに心の中で声が聞こえた気がしましたね(←フィールド・オブ・ドリームス見たことなくて、予告編を見て想像だけで言ってます)。

そうか、じゃあ相模湾だ。あっちしかないな

マリーナのスロープを体験するのも久しぶり、ほぼ1年ぶりですか。

8倍速

艇底が水についてエンジンが海水を吸えるところまでヨットが下りました。
気温も低い上にコールドスタートなので、グローを入れて2YM15エンジン始動!
少し始動にもたついて何回かクランクしましたが、軽やかにアイドリング。
しかしエンジンの音も排気音もだいぶ変わりましたな。
吸気音だけは変わらない。

シリンダーヘッドやピストン(やピストンリング、ピストンピン、その他メタル類)が新しくなりましたので、若干慣らしも必要だろうとしばらくは2800RPMくらいを上限にしておきますか。

リバースに入れて船台から離床。

なんとなく怖かったので一度桟橋に着けて10分程度様子を見ましたが、問題無さそうでしたのでいざ出航!
桟橋を離れた後、ティラーをぐいと一押しして「富士山へ迎え!」との天命に従い相模湾に出るぞ!

良い景色だ

なかなか良い富士山だな、ウサギも跳ねてる感じ白波ももないし…と三崎港を出ると…

This is the True Great wave off Kanagawa!これが真の神奈川沖浪裏だ!と言う感じでした。
あぁ、波と言うかうねりがすごいわ。
GoProを水平維持モードで録画(←先月ダイビングに使った設定そのままだった)してたら、こんなヨットゆらゆら動画になっちゃった。

帰るか…


ネタ写真1枚のために頭から潮を被ったり(すでにバウデッキやアンカーウェル内は潮まみれのはず)、キャビン内の片付けをする羽目になったりはごめんですわ。
さっきバウバースのあたりからガチャンって音が聞こえたし(何が落ちた??)、これ以上シェイクさせると絶対何か壊すやつだわ、これ。

Uターンしてマリーナの前を通過し、城ヶ島大橋をくぐって宮川湾、毘沙門湾を越えて東京湾まで出ると言うオプションもありますが、何かやる気を削がれてしまいひどく億劫に。
こんな感じで気の乗らない時にヨットを走らせるとロクな事がありませんので、このまま大人しく帰りますわ。

Uターンの時に伊豆大島を見て、

今年はこのヨットであそこに行くぞと誓いつつ(ウチのヨットは足が遅いので、誓わないと行けないんですわ)、

再び三崎港内に入り、

強風で舫が必要無いレベル

桟橋に着け、セイリング用に外していたスタックパックのカバー部や、解いていたジブシート等を再度固定状態に戻し、諸々の復帰作業をして本日のセイリングは終了。
時間を見ると僅か30分の航行時間でしたが、それでも十分満足出来ましたよ。
海に出られただけで本当に満足でした。

しかし風強かったなー。
桟橋で

防水なので逆さまにすると水が汲めると言う発見をしました…

帽子を飛ばされて、ボートフックで回収する羽目に。

↓今回のトラック航跡

↓Walkmeterのデータ

次回はアレの予定。
アレとは、

↑これね。