離婚後に再婚した Ex.の噂話。
闇討ち離婚宣言で家を出ていったのが2021年2月。離婚が成立したのが2022年5月。闇討ち婚約発表したのが2023年10月。再婚したのが、その半年後くらいだったか。
さて。まだまだ騒動を引き起こし続ける Ex. の噂話、である。
今度は、41歳の彼女が初めての子を妊娠、だそうだ。Ex.は53歳である。予定日は来年1月で、男の子。
私自身は彼が何をしようとどうでもいい。再婚相手の彼女にもナンの悪感情もないし、初婚だし子供欲しいってのはわかる。
が。ムスコは「まるで僕たちのことを捨てて、代わりの家族を新しく始めるみたいだ」と嫌がっていて、それを Ex. は知っていた。彼の周囲は皆口を揃えて、再婚するのはいいけど子供だけは今更その年で作るな、と言っていた。
が。もちろん、そんな他人のアドバイスに耳を傾けるようなヤツじゃない。自分優先で、自分のことしか見えてない。
で。今年いっぱい子作りして、できなかったら諦めるらしいとムスコからは聞いていた。そしたら、できた、わけだ。私の友達が「なんかさ、頑張ってみたんだけど、残念だけどできなかったよっていう結果が、本人納得、皆しあわせって感じだよね」と言っていたのだが。
あのさ。今年 53だよ?高校卒業するとき彼は 71。そこから大学4年間。一体、何を考えているんだろう、と思う。
ご存知のとおり、アメリカの大学の授業料は巨額である。その州の学生が州立大学に行くとして年間 2-3万ドルだろうか。州外からの学生が州立大学にいくと4-5万ドル。私立大学なら 最低6-7万ドル。今の為替で円に換算してみてほしい。$1 = 145円。簡単に150円として1.5倍x100すればいい。もちろん、徹底的に経済が停滞している日本人の収入レベルと、インフレで物価も給料もあがってるアメリカ人の収入レベルという違いはあるが、それでもアメリカの大学の授業料は、これ以上あがったら一体誰が大学行けるんだ、というレベルになってきていて、コーネル大学に合格した子が地元州立大学に進学したりしている。
もちろん、アメリカの奨学金制度は満遍なく徹底している。うちの子供達も親の収入に関係なくmerit(つまり成績優秀ということで)で年間1万ドルの奨学金を毎年もらっている。冷やかしでハーバード大の見学をしたとき、奨学金をもらってない学生などほとんどいないから、授業料の心配はしなくていい、なんてガイドの学生が言っていた。
私がムスコを産んだのが34、ムスメは38のとき。授乳と夜泣きとおむつ替え。彼はいい父親ですべて手伝ってくれたけれど、当時の彼は30歳。彼、今年53歳だよ、しつこいようだけど。
私が8月半ばにムスメに会いにいった時。彼女のBFと3人で Lake Erie にハイキングに行った帰りにランチを食べて、さて帰ろうかと車に乗った時、ムスメの携帯が鳴った。
Mom, she is pregnant.
Who?!
Dad's new wife.
WHAT?!
そして。次の瞬間、私の携帯も鳴った。
…..妊娠したか。
ムスメと James が、どう気の利いた嫌味たっぷりの返事をするか(もしくはこれまでどおり完全無視するか)とわーわー言ってる間に、私はさっと返事した。
"Congrats and good luck."
これに尽きるだろう。
さて。それからが問題だった。
ムスコに聞いてみると、なんと彼は二週間前に聞いていた。
Ex. はまずムスコに会って報告したが、ムスメには直接自分が伝えるから、と彼に口止めし、ムスメと連絡を取り合っている自分の母親と妹達にも、ムスメの耳に入ることを恐れて、一切伝えなかったらしい。
なんで、二週間も待つ必要がある?その間、ムスコは私達と話ができなかったことになる。二週間も?!ムスコに話した日の、その夜でも翌日でもムスメに連絡すればいいではないか、と私とムスメはキレた。
以前から考えていたのもあるだろうが、頭がくるくる回り始めたムスメ。
生まれてくる男の子と同じく、ムスコの誕生日も1月である。ムスコは、生まれてくるのが女の子だったら、口をきかなくなったムスメの代わりと新しい家族を作るようなものだ、と前から言っていたが、同じ誕生月の男の子になってしまった。
あと数年以内に、ムスコが Katyaと結婚して子供をつくるとしたら、ムスコの異母弟と、ムスコの子供が同じくらいの年令である。ムスコの子供にとっては「叔父さん」になる。ムスメと違って、父親と連絡をとりあっているムスコが、まさか play date & babysit させられるようなことにはならないか。
I will not babysit. とムスコ。
ムスメはムスメで、もっと先のことを考える。父親が父親だから、この子は fucked up するに違いなく、大人になってから自分のところに頼ってくることがありえないか。もしも病気になって、骨髄移植だの臓器移植だのっていう話になったら、ワタシや兄ちゃんのところに来るかもしれない。冗談じゃない。
そして。父親の母親と妹(ムスメにとっての祖母と叔母)とは関係を維持しているムスメだが、この異母弟の存在を拒絶すると、連中が「生まれてくる子には罪はない」と、当たり前ありきたりのことを言い出す可能性が多大。そうなったら、ムスメと彼らの関係は悪化する。
生まれてくる子と私のこどもたちとの関係は、私が口を出す問題ではないのだが、婚約発表のやり方と同様に、どういう方法で伝えたかは彼らにどう影響を与えたかであり、母である私が出張っていっていいこと。このまた Fucked UP な対応は、十分に叱責と抗議の対象になる。
おそらく。彼にしてみれば、婚約のときに私に叱責されたから、今回はムスコにはちゃんと直接会って話した、ということなのだろうが、なにせ考えなしの自分勝手の自己中だから、全然考えが足りない。足りなすぎる。
考えなしの自分勝手の自己中だから、ずばり指摘されてぐうの音もでないのか、しったことかと無視しているのか、返事なんてこない。
ナルシストめ。
Ex.も私も死んでしまってから、この問題はいつか必ず表面化する。いつかはわからない。異母弟という存在がいることを知りながら、私のこどもたちは生きていかなきゃいけないし、いつか連絡をとってくるのは間違いあるまい。
私は共和党の政策も民主党の政策もそれぞれ一理あると思う人間だ。経済的に不自由なく暮らしている私にメリットのある税制策はどちらかという視点で米国大統領選挙をみることもできるが、同時にアメリカが国としてあるべき姿は、という視点でも考える。そして、私が死んだあとも生きていくこどもたちや、生まれてくる子孫にとってよりよい社会を育んでいくにはどういう政策がいいのか、とも考える。
Ex. の再婚相手が赤ちゃんを産みたい育てたいと思うのは、そりゃそうだろうと思う。そして、そういう彼女の気持ちを支えたい Ex. の立場もわかる。でも、それならば私達のこどもたちにどうそれを伝えるのか、わかってもらうのか、生まれたあと、どういう関係を求めるのか求めないのか、そこまでちゃんと考えてもらわなきゃ困る。
ムスメが、私とムスコに向かって言ったこと。
世の中には、考えなしの連中が、多すぎる。でも、父親だろう、お前は。
金さえ払っていれば父親の役割を果たしているなんて、思うな。
ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。