北海道(道東、道北)の美しい冬、雪の結晶、パウダースノー、凍る空気。
北海道の冬の寒さは、日本でも特別。道内でも、道央、道南と道東、道北でも かなり違います。
私が学生時代過ごした弘前は、雪は多いけれども、気温はそれほど低くならないので、いつもベタベタでした。
道北、道東の雪は、軽くてフワフワしているパウダースノーというもの。
降ってくる雪は、毛糸の手袋の上で結晶のまま。
目を近づけてよく見ると、絵や写真で見る雪の結晶がそのままに。顕微鏡じゃなくて、肉眼で見えるってことに、ちょっと驚きながら。
路線バスを待っている暇な時間に いろんな形の雪の結晶を眺めていました。
表面がナイロンだと、このフワフワな雪は滑り落ちてしまいますが、毛糸の手袋の上には、次々に雪の結晶が張り付いてきます。張り付いた瞬間に、その衝撃で形が崩れてしまったり。時には、いくつかの結晶が重なり合ったり。
北海道の真冬の厳しさは、”音”にも表れます。
雪の上を歩く時の、ぎゅっ、ぎゅっという音。星のきらめく冷え込んだ夜は、電線がびゅ~んと、うなります。
凍る世界、雪の記憶。もう、50年もたつけれど、思い出せば一瞬で その感覚が戻ってくるのが不思議❄︎❄︎❄︎