昭和の北海道での素朴な生活【折りたたみ傘】 オリジナル漫画
およそ50年前の 昭和の北海道の生活です。
道東の小さな町で 4人家族の次女。
両親は農業を営んでいました。
戦後は終わったとされる時期で、家電も一通りそろい、自家用車も一般的。明日の生活に困ることもありません。
でも、物があふれて捨てるのに困るという今のような時代でもありません。
次々と出回る 便利な物。
周りの子どもたちの持ち物も変わっていきます。
私の父はとても倹約家でしたから、使えるものを捨てることがありません。
新しいものを買うときは 3度考えろ、と言っていました。
ですから、私たち姉妹の持ち物は、ちょっと時代遅れのもの。
みんなが持っているもが欲しくてたまりません。
この折りたたみ傘もそうでした。
もう黄色いカッパは着たくないので、友達の傘に入れてもらってしのいでいました
しばらくして買ってもらった、ピンクの花柄の折りたたみ傘。
嬉しくて仕方がありません。
一回ごとにきれいにたたんで、大事に使いました。