昭和の北海道　【8コマ漫画　裸んぼで体重測定】

  

昭和の時代の陰と陽。

経済発展を感じる明るいムードもありましたが、
学校教育、子どもの環境は置き去りでした。

この男性教師が写真を撮るという事件も　当時では　”ちょっとしたこと”　
だったのかもしれません。

実際　父兄から苦情もなかったようですし、
その先生が処罰されることもありませんでした。
むしろ、その先生は人気があったのです。

そこにいた養護教諭も、その行為に対して
なんとも思わなかったのでしょうか。
それとも、その時代は女性の教師は男性教師に対して
注意しにくい環境があったのでしょうか。

私が50年たった今でもその情景を記憶しています。
ということは、
彼がひとりひとりの写真を撮っていたことは、
子どもの私にとっても、異常なこととして
目に映っていたのでしょう

男性の教師が半裸の子どもの写真を撮った事は
論外ですが、
そもそも、パンツ一枚で体重測定をする必然性は
どこにあるのでしょう

子どもの健康状態を把握するために
体重測定をするのですから、
１００g単位での正確さは必要ありません。

今、思い出しました！

その当時　体重測定とは言わずに
”身体検査”　と言っていましたね。

そういうことでしたか、、、。
戦後の徴兵制度の名ごりだったのでしょうか。

私は、
その時代は高度経済成長期であって
”戦後”　の時代ではないと認識していましたが
実は　”戦後”　の延長の時代だったんですね。

物質的な豊かさは目まぐるしく向上していましたが、
人々の意識は戦後を引きずったまま
だったのかもしれません。

昭和の時代、高度成長期といっても　
まだまだ混とんとしていました。
公表されていない問題や、うやむやになった犯罪なども
たくさんあったでしょう。

そんな昭和の時代
もう　しばらくお付き合いいただけると嬉しいです。
（あと　30話くらいかな、、😊）