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国際線JALとマレーシア航空に乗って、NZから日本往復

今回の全行程2週間の日本行きでは、いつもの直行便ニュージーランド航空を使わずに、日本航空とマレーシア航空の乗継便を利用した。

その理由は値段である。

旅行を計画した時、ニュージーランド航空のオークランドと成田の往復は1700ドル(16万円くらい)だった。
そして、ブッキングドットコムで見つけたオークランド‐成田往復は952ドル(9万円くらい)。

念のため変更可能なチケットにしたので、プラス123ドル(約1万円)。
即決した。
その後、予定の日時を変更したので、その手数料は追加で払わなければならなかった。結局、総額で1243ドル(約12万円)。
そして、その後ニュージーランド航空も1400ドル(約13万5千円)で売り出したので、あまり差はなくなってしまった。

この乗り換え便だと機内泊になり、成田泊は必要なくなった。そしてその分、肉知的な負担は増えた。60才の今だから、疲れるけれども後に大きな支障はなかった。今後はもうこの選択はないかもしれない。

この乗り継ぎ便は、オンラインチェックインもスムーズではなかった。
機体は、オークランド―クアラルンプール間がマレーシア航空で、日本航空との共同運航便。クアラルンプールから成田までは、日本航空機体のマレーシア他の航空会社との共同運航便だった。

ちなみに、私のチケットは日本航空便として発行されていた。

出発の前日、オンラインチェックインをしようとすると、オークランドークアラルンプール間しかできず、クアラルンプールから成田は、クアラルンプールで発券してもらわなければならなかった。

わかってさえいれば、それほど面倒なことではないのだろうが、私は最初の空港ですべての搭乗券をもらう経験しかなかったし、クアラルンプールの空港を経由したことがなかったので、不安になった。

放射状に搭乗口が並んでいるクアラルンプールの中央に、各航空会社のカウンターがあった。その一つのJALの窓口で成田までの搭乗券を受け取り、問題はなかった。

クアラルンプール空港

行きの乗り換えで要領がわかったので、帰りの便で不安なく乗り換えができた。何でもそうだと思うが、初めての時は戸惑うものである。

では、今回利用したマレーシア航空とJALの乗り心地について説明しよう。

マレーシア航空

寒かった。特に帰りの便は凍えるほど寒かった。私は厚手のジャケットにウインドウブレーカーをはおり、ズボン下もはいていた。寒いことをある程度は予想していたから。
でも、それでも足りなかった。
私は座席に置かれていた毛布で足りず、もう一枚頼んだ。それでも寒かったが、何とか到着まで持ちこたえた。

年齢を重ねるにつれ、寒さを強く感じるようになってきた。しかし、機内でこんな装備をしなければならないとは。

私が異常な寒がりなのだろうか、とも思った。でも、20代の若い人達も毛布にくるまっていたので、やはり寒かったのだろう。

今度、国際線の飛行機に乗る時は、登山用の防寒シートやシュラフカバーを用意しようと思う。国際便に乗るために、どうしてそこまでしなければならないのか、と腑に落ちない気持は残るが。

食事はとてもおいしかった。カレーは特においしかった。JALの食事よりも良かった。
10時間のフライトでしっかりした食事が2回でたのもうれしい。そんなことは、LCCでなければ当たり前じゃないかと思うかもしれないが、そうでもなかったりする。


帰りの便では私の座席はトイレの後ろ、つまり私の前は壁だった。つまり前座席の背もたれが倒されることも無く、空間は広い。

しかし、ひじ掛けの中からクイっと出される小さなスクリーンは機能しなかった。かろうじて安全についての映像は流れたが、それ以外は不能。

だから、私はフライトアテンダントを画面上から呼ぶこともできず、本を読むためのライトをつけてもらうために、通りがかったフライトアテンダントに頼まなければならなかった。

後で、ライトは手動でつけられることがわかった。

そして、その明かりは読書をするにはあまりにも暗い。このライトの明るさは、JALとは比べ物にならないほど暗かった。

総じて、不満が多少あったけれども、食事はおいしいし、値段を考えるとこんなもんかなと思う。格段に安ければ、また使うこともあるかもしれない。


日本航空

ここ10年は日本航空は国内線しか利用したことがなかった。初めての日本航空国際線を楽しみにしていた。私のように昔を知る人間は、やはりJALは最高でしょ、みたいな感覚がある。

飛行時間が7時間10分だったので、2食付いてくると期待していた。しかし、一食はちゃんとした食事だったが、もう一食は菓子パンだったリ、サンドイッチだった。おいしかったけれども、がっかりした。


軽食の菓子パン、普通においしかった。

ちゃんとした食事の方は、ハーゲンダッツのカップが輝いていた。食事は普通においしかったけれども、期待していたほどではなかった。

JALの食事

このJALの食事は副菜がパッとしなかった。日本食を強調したかったのかもしれないが、レンコンの甘酢漬けや卯の花は今一つだった。基本的に和食が好きな私なのだが。

寒さについては、やはりある程度は寒かったったけれども、それは私が寒がりなせいだからと思えるくらいであった。

その他の点については、日本人が多いこともあって乗客のマナーも良いし、快適だった。

一つだけ、気になったのは、成田空港に到着した時のご挨拶。

”今日の天候は晴れ。富士山も、こんにちはと言ってくれているようですね。”

ちょっと、吹きだしそうになった。





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