ガチでおすすめの小説家になろう作者まとめ
「おすすめ作品」じゃなくて「おすすめ作者」です
WEBノベル界隈は特に、"誰が書いてるか"という点にはあまり注目されていない印象を受けます(個人の感想です)。
しかし実は(?)良作・名作を量産している作者の方もたくさんいます!
そこで今回、毎日仕事中に「小説家になろう」の作品をずーっと読んでいる私が、「どの作品を読んでも面白い」個人的に激推しの作者様をご紹介します!
槻影 先生
連載作品が次々に書籍化され、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの作者様です。
マジでぜんぶ面白い。このページでこのクオリティをパラレルで進められるってマジで頭の中どうなってるんですか。すごい。(語彙)
※なろうじゃないですがカクヨムで連載中の『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』もめちゃくちゃ面白いです(もちろん書籍化)
特におすすめなのが『嘆きの亡霊は引退したい 〜最弱ハンターは英雄の夢を見る〜』。
世界各地に存在する宝物殿とそこに眠る特殊な力の宿る宝具。富と名誉、そして力。栄光を求め、危険を顧みず宝物殿を探索するトレジャーハンター達が大暴れする時代。
幼馴染達と共に積年の夢であるハンターとなったクライは、最初の探索で六人の中で唯一自分だけ何の才能も持っていないことに気付く。
しかし、それは冒険の始まりに過ぎなかった。
「もう無理。こんな危険な仕事やめたい。ゲロ吐きそう」
「おう、わかった。つまり俺達が強くなってお前の分まで戦えばいいんだな、いいハンデだ」
「安心してね、クライちゃん。ちゃんと私達が守ってあげるから」
「あ、ストップ。そこ踏むと塵一つ残さず消滅しますよ。気をつけて、リーダー?」
強すぎる幼馴染に守られ、後輩や他のハンターからは頼られ、目指すは英雄と強力な宝具。
果たしてクライは円満にハンターをやめる事ができるのか!?
『嘆きの亡霊は引退したい 〜最弱ハンターは英雄の夢を見る〜』あらすじより引用
https://ncode.syosetu.com/n6093en/
いわゆる「勘違いモノ」としてめちゃくちゃ秀逸な作品です。
どうやったらこんなピタゴラスイッチを思いつくんだ……と戦慄。「つマ神」と言いたくなること間違いなし。
<おすすめ作品>
・『嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターは英雄の夢を見る~』
◆コミカライズ版
・『昏き宮殿の死者の王』
◆コミカライズ版
・『堕落の王』
◆書籍版
・『アビス・コーリング 元廃課金ゲーマーが最低最悪のソシャゲ異世界に召喚されたら』
◆書籍版
水月一人 先生
(下ネタ)ギャグ世界にシリアスがだんだん侵食していって逆転させる、緩急が素晴らしい作者様です。
特に『玉葱とクラリオン』は、小説家になろうで一番好きな作品です。
ソシャゲで遊んでたら異世界に迷い込んでいた青年、但馬波留。剣と魔法が支配するゲームみたいな世界に困惑しつつも、現代人の知識を頼りに立身出世しようと目論むが……そこはかつて勇者が君臨していた内政チート国家だった。
空腹は満たされ清潔な衣服を纏う人々。経済的に町は潤い鉄筋コンクリートの家が建ち並ぶ。生半可な知識は通用せず、ろくな職にもつけず埋没する彼は、生き残りをかけた起死回生の策に打って出た。
「他ならぬあなただけに、特別なお話があるんです。いえいえ、怪しくなんかありません。私の故郷ではねずみ講と言うのですが……」
これは詐欺師と蔑まれ、後にソープ王と呼ばれた男の異世界サクセスストーリー。
『玉葱とクラリオン』あらすじより引用
https://ncode.syosetu.com/n0632db/
メディアミックスはされておらず、挿絵もなく、ファンアートさえ(私は)見たことがないのに、場面場面を思い出しただけで情景が頭の中にブアーっと広がって泣きそうになります。これ書いてるだけでもう泣きそう。絶対読んで。
あらすじは嘘です。いや嘘ではないけど序盤の序盤だけを切り取ってます。「ビジネスもの? あんまり好きじゃないんだよなあ」って思いながらも読み始めた自分を褒めてあげたい。
<おすすめ作品>
・『玉葱とクラリオン』
・『終末の笛吹き男』
タクティカル 先生
コメディ作品が得意な作者様。緩くも百合くもない、なかなか尖ったギャグですが不思議と落ち着くんですよね……。実家のような安心感。ラブコメとして完成度が高く「読んでいて疲れる作品はちょっと……」という方に特におすすめです。
なお以下で紹介する『縮地』に登場するサブヒロインの遠藤寺が全なろうヒロインで一番かわいいと思ってます。
アパートで幽霊の少女と同居を始めるところから始まるラブコメディです。
平凡(仮)な主人公が変人要素高めな少女達に囲まれるギャグ成分濃い目なハーレムものでもあります。基本的にシリアスな要素を薄めです。
サクサク読める小説を目指しております。
『家賃1万円風呂共用幽霊付き駅まで縮地2回』あらすじより引用
https://ncode.syosetu.com/n4797bb/
遠藤寺さいかわ。Twitterでも「縮地 遠藤寺」と検索すると遠藤寺スキーたちの姿が見られます。私もいます。
<おすすめ作品>
竹内すくね 先生
どの作品も最高に面白いんですが、ひとつだけ推すなら『24時間戦う人たち』が特におすすめです。異能バトルの面白さを再確認できます。糸原さんに踏まれたい。
今や世界中に、何処にでもあって当然のコンビニエンスストア。そのコンビニで働く人たちが、地球に突如として現れた『ソレ』と呼ばれる災厄と24時間戦う羽目になってしまった後のお話。
『24時間戦う人たち』あらすじより引用
https://ncode.syosetu.com/n0680d/
また別の作品ですが、『俺の考えた最強のギャルゲー俺の考えた最強のギャルゲーだったらこんなことにはならなかったのに!』も大好きです。
ターゲットは狭いですが恋愛アドベンチャーゲームを好んでプレイする層であればグッサリと刺さると思います。私は刺さりすぎて読み終えたあと喪失感に見舞われました。
<おすすめ作品>
・『そこにカイロスはいるか?』
・『24時間戦う人たち』
◆書籍版
・『俺の考えた最強のギャルゲーだったらこんなことにはならなかったのに!』
藤孝剛志 先生
「最強モノ」ならこの人、という印象です。藤孝先生といえばなろう系最強主人公との噂に名高い『即死チート』が有名ですが(たぶんアニメ化する気がする)、その他の作品も含めキャラ同士の掛け合いが素晴らしいんですよね。
成長チート? 無限の魔力? 全属性使用可能? そんなもの即死能力で一撃ですが?
本当に最強なら、戦いにすらならない! 全ての敵が即死する、超お気楽異世界召喚コメディ!
修学旅行中の高校生、高遠夜霧が目覚めると、乗っているバスがドラゴンに襲われていた。
バスに残っているのは夜霧と、パニックになっている美少女、壇ノ浦知千佳だけ。
どうやら異世界に来てしまったようで、わけのわからないままいきなり危機的状況に陥った夜霧。
だが夜霧は、この世界の基準では計れないほどの力、《即死能力》を持っていた!
『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』あらすじより引用
https://ncode.syosetu.com/n5691dd/
ダレずにテンポよく物語が進むので、(この例えが適切かどうかわかりませんが)まるで漫画みたいにサクサク読めます。ファンタジー世界でのコメディを楽しみたい方におすすめ。
<おすすめ作品>
・『美脚ミミック、ハルミさん ~転生モンスター異世界成り上がり伝説~』
◆書籍版
・『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』
◆コミカライズ版
・『二の打ち要らずの神滅聖女 ~五千年後に目覚めた聖女は、最強の続きをすることにした~』
◆コミカライズ版
まとめ
(思いつくままに書いたのであとから追加させていただくかもしれません)
「小説家になろうでなにか読もうかな~」と思ったとき、ランキングをはじめ作品単位で探しがちですが、これを機に(?)「作者読み」もしてみてはいかがでしょうか!
いままで出会えなかった作品にも出会えるはず?!
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