持続可能なアカペラ界をめざしたいんです。
アカペラって、集団技に見えて個人技だったりします。あの素敵なハーモニーを作るためには個人がものすごい力を持っていないと出来ません。
例えていうなら、カラオケの精密採点で、平均95点とか出しちゃうようなリズム感と音程とテクニックのある歌い手が五六人集まって、ヒイヒィ言って作り上げる、そんなものです。
さらに、そんな人たちが集団としてのチームワークをだして、もとの力をさらに高めている、そんな世界です。
結構正気の沙汰じゃないんです。
下手に手を出すとやけどします。
(何度もやけどしてきました)
とはいえ、そんなニッチなジャンルでは裾のが広がりません。大学はサークルで結構いますけどね、社会人から始めるのはしんどさが増すようです。
だから、多少音が不安定だったり、リズムが怪しかったりしても、安心して楽しめるような工夫が必要かなと思っています。
それは、初心者むけのクラスをだれかがもつとか、そういうことだけじゃなくて、
鍵盤での音取りをバカにしないとか(おんさやピッチパイプはできるようになってからでいい)
絶対音感がないとだめとか思わせないとか(実際違うし)
移動ド唱法をきちんと会得できるようにするとか
内声出来ないとだめみたいな空気とか
なんかそういうアンハッピーな障壁、ができるだけないような空間作りが必要かなと感じています。
そうでないと結局仲良しのオタク仲間の集まりという領域をでず、それは老いて消えるだけ。持続しないんだと思います。
なんかそういう発言を聴いて、悲しくなって書いてみました。個人を攻撃したいわけではないです。集団の空気を見直したいと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。