刺身は骨処理が徹底しているのに限る。顎ヒゲと同じ様に。
突然のカミングアウトになるが、私は自分のヒゲを抜くのがクセだ。中学生ぐらいから、ピンセットでスポスポ引っこ抜くルーティーンから脱することが出来ずにいる。特に顎周りをスポスポ抜くことが日々の習慣になっている。
肌に良くないのは分かっている。現に埋没毛が常駐する毛穴が出来ていたり、抜毛による炎症で肌が赤みがかっていることもしばしば。
しかし髭剃りだと、根本に毛が残り、チクチクした感触があって気持ち悪いのだ。やはり毛を抜ききった際のモチモチ肌にこそ、価値を見出している。
もはや病気と言われても何ら差し支えないなコレ。というか抜毛症(トリコチロマニア)という学名も付いているらしい。症状見るに、私はそこまで重度じゃない気がするけど。暇な時ついついスポスポしてしまうだけで。
前置きはこれくらいにし、今回は「やっぱ抜毛って辞められねぇなー」と感じたエピソードを。
ここ最近、連休中の規制や彼女宅への泊まりが重なって、抜毛が出来ない日々が一週間続いた。その間、やむなくひげ剃りで顎周りを整えるわけだが、週の半分が過ぎたくらいから違和感が出始める。
というのも、顎の肉が硬いのだ。セルフ顎クイで何度かつまんでみると、中に細いボルトが入っているかのような、強い手応えが返ってくる。これは気分が悪い。私のプニプニ顎を返してくれ。
原因は言うまでもなく、未だ肌の中に眠る毛だ。元々毛の伸びが早い体質なのは自覚していたが、まさか4日抜毛をやめるだけで肌がガチガチになるとは。普段1ミリでも生え次第根本から引き抜いていたが故、このような感覚に陥るのは初めてだった。
連休が終わり家に帰った私は、すぐさまピンセット片手に鏡の前に立った。そして雑草を根本から駆除するかのように、顎ヒゲを抜きまくった。暇つぶしにネサフをしつつ、一本一本丁寧に刈り取っていった。
一週間ぶりの抜毛を始めてから2時間後。ついに、いつものプニプニ顎が帰ってきた。かつて、肌表面にうっすらと顔を出していた小さな棘なぞ跡形もない。これだよこれ。
やはり、顎も刺し身も、感触を妨げる不純物は取り除くに越したことはないな!(強引なタイトル回収)。イヤホント、ひげ剃りしか経験したことが無い人は一度試してほしいわ。あなたの肌、意外と触り心地良いかもよ?
「そんなにヒゲが嫌なら脱毛行け」だって?
まぁ………行きたい気持ちはあるんだけどさぁー。ただ高いし面倒くさいし、店によってピンキリらしいじゃん?
それにこのヒゲ抜きが習慣として無くなるのが怖い。人生の半分近く、これをライフワークにしてたから。もし永久脱毛でヒゲが生えてこなかったら、他所から植毛受けてまた抜きに行くかもしれない。
………オチが見失ったので今日はここまで。先程脱毛に対して後ろ向きな態度を取ったが、ぶっちゃけ顎髭以外の毛に関してはツルッツルを望んでいる。なので脱毛に知見がある方、是非安くて効果のある家庭用脱毛機を教えてください。痛いのは覚悟しているので。
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