母の日
B大佐は自分が口を開けばこの局面が悪くなるかも知れないと感じたが、一言、言わないと収まらない性分。
B大佐
ねぇねぇ監査官さん、オイラたち確かにさぁ、あんたらみたいに学があるわけじゃない。
それでも仕事に誇りを持ってコツコツやってきた、何の不満も言わずにやってきた。それで今回の一件だってさ、
ことのあらましを報告して、何か得をするって話しじゃないじゃないか、オイラたち癌細胞民に、主ずんぐりむっくり様が侵されるのが、
恐ろしいから言いに来ただけじゃないか、その事だけは分かってほしいんだよ。監査官だって、
少し司令官と話をしてみればこれは様子がおかしいってわかるよ。
米子
ねぇ、監査官様、アタシたちは、部外者ですけれど、内部の皆様は本当に良い方ばかりでアタシたち、ここに来て
汚れちまっている外部世界での垢がポロポロ落ちて、気持ちよくさせて頂きましたよ。
アタシは樹状巡査部長とB大佐が、何らかの意趣返しで、こんな事をしているとは思えません。
米子は赤いカーネーションの花言葉、熱烈な愛!!作戦だわと思い、粥状の体をくねらせカーネーションのようにあでやかに見えるよう複雑にその体をクネクネさせた。
監査官はその仕草を気持ち悪っ!!
と感じたが静かに微笑んだ。
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!