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今日は地図の日

登場モノ

鉛筆雄:鉛筆の妖精

消ゴム実:消しゴムの妖精

帳面ノート:ノートの妖精

その他妖精

ラブラブ国に愚痴の多い3モノがいた。3人は小引き出しの中で暮らしていた。

鉛筆雄(なまりふでお)は「歳をとってもチビになりたくないな、

蛍光ペン子ちゃんともっと親しくなりたいな」と思っていた。彼には頭をポキポキと折る癖があった。

消ゴム実(しょうごむみ)は「どうして私は匂い付きに生まれなかったのかな?そしたらモテたかな?」

と思っていた。彼女はごみを散らかす癖があった。

帳面ノート(ちょうめんのーと)は「この間も水をかけられて濡れちったな、危うく火にくべられそうになった時もあったな、

もう少し、安心して暮らしたいな」

と思っていた。彼は紙を残す癖があった。彼らは小引き出しの中で今日もゴロゴロ寝っ転がっていた。

ノートがゴム実に言った。

「君さ、僕の脇にゴミをはさむのやめてよ」ゴム実は小さくなって、

「ごめんね、そんなつもりは少しもないの、気が付くとゴミだらけで」と謝った。

筆雄は二人の間を取り持ち、

「まぁまぁ、僕らは少し欠点があるから、神様にお願いして何とかしてもらおう」

と言った。

そうして3モノは神様にお願いしてみると、空からスマホが降ってきた。

その画面にはグルグール君の地図が表示されていた。彼らはその地図に従ってその場所に行くことにした。

彼ら3モノは愚痴を言いつつも、地図だけではなんなので、筆雄とノートが協力してメモを取ったり、

ゴム実で間違いを訂正したりと協力し合って目的の場所に向かった。

彼らがたどり着いたのはミシン婆のところだった。ミシン婆はお気に入りの3Dプリンターを使って

筆雄を頭の折れないシャープペンに変身させた。

ゴム実もゴミの出ないハート型消しゴムに変身させた。ノートも耐熱、撥水加工を施された。

こうして3モノは助け合いながら冒険を成し遂げ、愚痴るところが見当たらない勇者の姿に変わることが出来た。

けれども3人は相変わらず愚痴るネタを探している。

かれらはまだ地図のない場所への第一歩を刻みたいだけなのかもしれない。


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ポリポリ
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!