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今日はマフィアの日
光線の衝撃でその場に倒れた米子。彼女は一瞬、この事態を招いたのは自分、死んでお詫びを…と、
思ったが、自分は来たくて来たわけでもないし、どっちかと言えば、被害者じゃんと、考えたら笑いがこみ上げ、力が湧いてくるのを感じた。
あらゆる敵を改心させ、死に追いやってきた光線が効果なしな異常事態に気付いたキラーは、これに慌てふためいた。
一匹狼の殺し屋と恐れられ、マフィアの連中からも一目おかれている自分を屁とも思わない態度の米子。
己の罪を悔い改めず、光線でも死なないさらなる、未知なる存在の米子、ゴッド米子に、驚愕ガクガクし、キラーはオシッコをちびった。
読者の皆様にここで説明させてもらおう。米子に光線が利かなかったのは、彼女の細胞が単に妖精のエッセンスで出来ていたからだった。
米子は態勢を立て直し、キラーに向かって猛ダッシュ。目にも留まらぬ早さでキラーの首根っこを押さえ付けた。
つづく
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