大仏の日
マックロファージ巡査は米子に叩かれ脳天を突き破るような快感を覚え、米子の手のひらで転がされる猿のようになった。
米子
アンタもさ!!黙ってないで言ってやってよ!!
こうして二人は
米子&巡査
金、返せピリピリ〜♫
金、返せピリピリ〜♫
借りたか〜ね♫
返せ〜ピリピリッ〜♫
と、笛、太鼓を持ち出し合唱しながらくりくりの周りを回った。
くりくり
ですから〜
何度も言うようですが〜
この肺胞村で金なんか無用の長物!!
米子
金に意味がなくなったからこそ
もっと重要なことが見えとんじゃあワレ!!
くりくり
ヘッ?なんです?だって、返すものは価値を失い、返されたら紙屑だらけで御迷惑でしょう?
米子
呆け!!カス!!貸した、借りた、そこにあったのは金じゃなく、信用、残っとるのは信用だわ。
その繋がりこそがモノとモノを繋ぐんじゃ!!
借りた金を返す必要なくなったラッキー!!サ・ヨ・ナ・ラ、じゃ、ロクな生き方しね〜よ。
くりくり
ハイハイ、ずっと前からろくでなしですから〜、
そんなモンに金を貸す米子さんの見る目のなさ!!プップッ〜。
ダイイチ、借金チャラにするって話しは米子さんのオトモダチから言い出したんですよ!!
巡査は米子の手を握り
巡査
米子さん、スッ、素晴らしい!!美しいのは外見だけでなく、心まで高潔!!もっと、お話しを聞いていたいのは山々ですが、
ハイ・ホー婆さんに、起こった出来事を聞かせて下さい!!被害が拡大しないうちに、この事態を終始しないと…
米子を真っ直ぐ真剣に見つめて言った。
つづく
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!