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今日は春分の日

登場モノ

ドッグ爺さん:ホットドッグの妖精かもしれない。正体不明

鬼灯ちゃん:鬼火の妖精←ほおづきちゃんではない。おにびちゃん。

鬼灯ちゃんとドッグ爺さんは今日も

個人レッスンに励んでいる。

※ここでご説明しておこう。

ここ、死後の世界では死語を覚えない限り、

下界に化けて出る事は出来ない。また、

この死語を覚えないと地獄のお仕置きが

延々と続く。

もちろん、私語は厳禁。

なんちゃって。

今日もドッグ爺さんと鬼灯ちゃんが下界を見下ろしている。
鬼灯ちゃん:爺さん、爺さん、見てください、見てください。婆さんがホストにお口あ~ンしてキャビアを食べさせてますよ。

ドッグ爺さん:儂、婆さんからそんなことしてもらったことない!!しかも毒を盛りやがって。その金でそんなことしやがって!!

鬼灯ちゃん:ま~あ、ま~あ、過ぎたことじゃないですか、今更ひがんでどうするんです。
それに、婆さんは保険金を使い果たしたけど、テレビのお料理番組に出て、レシピ本まで出して、そのお金ですよ。独立したキャリアウーマンになったんです。

ドッグ爺さん:ひがんでません、事実を言っただけです。それにねぇ、彼岸にいるんだからひがんだって仕方ないの!!彼岸からの手紙でも出してやろうかな。

鬼灯ちゃん:ラブレターFromひが~ん。

ドッグ爺さん:その歌ねぇ、知っている人は年が半端ないね。

鬼灯ちゃん:あ~あ、テキストを10ページも消化してませんから、油を売っている場合じゃありませんよ。彼岸でひがんで志願しても此岸には行かれませんから~。

ドッグ爺さん:腹見た、腹見た、これでどうじゃい!!彼岸に唱える腹見た、じゃい。

鬼灯ちゃん:腹見た、じゃ、ありません。腹、蜜です。違う?孕みつ?何か生まれますかね?

ドッグ爺さん:婆さん、妊娠…

鬼灯ちゃん:エモい、エモすぎる。ジジババの愛の営み!!

ドッグ爺さん:結婚して無料!!ですからやりますよ、やりまくりました、キラリ~ン。

鬼灯ちゃん:はいはい、そのスタンス、それですべての謎が解けた気がしますよ。
ドッグ爺さんとかけまして、春はまだ遠いと説きます。その心は、どちらもつくしが足りないでしょう。

ドッグ爺さん:季節外れだぞ~、うまくないぞ~、一日の成果がそれか~い。

大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!