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今日はコンビーフの日

登場モノ

千切キャベツ菜:キャベツの妖精(千切り状態ではない)

貝紐パンデカ:ホタテ貝紐の妖精、警察官

その他妖精

取調室で話を聞いている貝紐パンデカ、本日の装いは桜貝色した着物風ドレス。

一方、懸命に訴えている千切キャベツ菜(せんぎりきゃべつな)は薄緑色の衣装。

双方が相まってグレーな取調室を春色に染め上げている。

キャベツ菜:ですから、凄く、ショックでどうしていいのか分からないんです。

貝紐パンデカ:ご主人が身分を偽っていたのに気が付かないまま60年近く、寄り添ってしまったと…

キャベツ菜:はい、それを最近になって、グルグール君に知らされて、

ずっと騙されていたんだと思うと、モノ不審になってしまいそうで…

貝紐パンデカ:グルグールって、ほんとおせっかい…出会ったときにそんなお話されなかったんですか?

キャベツ菜:それが、それは私もいけないとは思うのですが、純粋に混じりっ気のない方だと信じておりました。

貝紐パンデカ:それねぇ、警察に来られても困っちゃいますよ。だってですね、

御主人の戸籍に嘘はありません。ハーフだって届けてあります。

キャベツ菜:でも、そんなのずるい。彼の腹違いのお兄さんは枕缶牛也(まくらかんうしや)で

彼は枕缶ミート(まくらかんミート)、義兄と彼は見た目もほぼ同じ、性格も似たり寄ったり。

なのに彼は何処の馬の骨とも分からないモノだなんて…

貝紐パンデカ:エッ、だから、どこの馬の骨かは分かってますよね。馬ですよ。

キャベツ菜:それに彼と義兄では収入差があるんです。

貝紐パンデカ:そ~ですか、でもそれも私に言われても…

でも、千切さんはやりくり上手だから、薄給のミートさんの個性を生かせるのはあなたしかいないと思います。

他の誰に聞いても分かると思うんですけどね、相性は抜群ですよ。

お二人仲良く、野崎の鍋湯にでも行かれてゆっくりお話ししたら?

キャベツ菜:はい一度、野崎に行ってじっくり話し合って見ます。ありがとうございました。


大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!