今日は冒険の日
いつものようにスラスラは
一報で〜も日報〜
と言って、日報をチョッパーに渡した。いつもならチョッパーは
散歩〜でもしたいね〜
と、返すのに、
今日はいきなり机を拳でド~ン、と叩いて、
お前ふざけるなよ、なんだその言い方は、もうちょっときちんとできないのか?いつまでたってもお前はどうしようもない奴だな、このチビ、バカ、死ねと、怒鳴った。
スラスラは驚いて萎縮し、その場に立ちすくんだ。しかし、チョッパーの顔色は紫となり、目は据わり、激しい叱責は続いた。
夏のお肉祭りの落とし前はどうつけるつもりなんだ?また借金が増えたな、もう本当に死んだ方がマシなんじゃねぇか?お前なんかな、存在がコロナ以下なんだよ。
スラスラは怯えて声も出せない。おもらしもしてしまっている。そこに豚細子が入ってきた。
あら〜、大きい声が聞こえたわよ何かあったの〜。
と、暢気に細子が言った後、チョッパーはさらに怒りを爆発させた。
この豚婆、お前なんかすっこんでろ、お前なんか臭ぇんだよ、何食ったらそんなに臭うんだい?ああ、ごめんよ生まれつきだよな。
呆然とした細子だったが細子はすぐにあることを閃いた。そしてスラスラに声をかけた。
スラスラ今日は何の日?
スラスラはもごもごとしていたけれども
はい細子さん今日は冒険の日ですと言った。
すると細子はやっぱりね、思った通りよ、
チョッパーは暴言魔王の魔法にかかってしまったのよ、
私たちはチョッパーの暴言を解くために暴言の旅に出なくてはいけないわ、さあ行きましょう!!
そう言って二人は手に手を取って部屋から出て行った。
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大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!