秋分の日
昨日チョッパーをけちょんけちょんに言い負かした里芋子だったが今日になり憑き物が落ちたように大人しくなった。
一方チョッパーも中秋の名月が過ぎ暴言の呪いも少しは解け、本来は気の優しい彼なので暴言を吐きたいところをぐっと我慢した。
豚小間子とスラスラにより里芋子とチョッパーの言い争いは封印されたが、別の二人の言い争いは醜聞となって、今日のスーパーモノモデルの話題となっていた。
那須野よい子が紅ほっぺちゃんに話しかける。
良い子:ねえねえ昨日のあの二人、見た?
ほっぺちゃん:あー見た見た、すごかった、怖かったよー。
良い子:まあ、悪いって言えば、ぼたんちゃんが悪いのよね、だってさ、季節、間違えて出てきちゃったんじゃない。
ほっぺちゃん:そうだけど、でかいツラしてしゃしゃり出てくるんじゃねーよって、萩ちゃん、もう喧嘩売っちゃって。
良い子:売り言葉に買い言葉だよね、あらぁ、あなたなんかでこぼこのお顔してるじゃない?って言われちゃったんだもんね萩ちゃん。
ほっぺちゃん:うん確かに萩ちゃんの方がスマートな感じかと思ったら、萩ちゃんはお肌がブツブツだよね。
良い子:秋に採れたお豆は皮まで柔らかく、春のお豆は皮がもう固いから晒さなくちゃならなかったんだって。
ほっぺちゃん:モノによって色々事情はあるよね、でもさぁ、最後の方なんか萩ちゃんがお前なんか半殺しにしてやるって、私、耳をふさいだよ。
良い子:私もヒス起こしてムショ暮らししたけどさ、ぼたんちゃんほどじゃないと思う。
だって最後にボタンちゃんさ、お前なんか一族皆殺しにしてやるって、つかみかかりそうになったじゃない。
ほっぺちゃん:ボタンちゃんに萩ちゃんどっちも魅力的だけど、一緒にしたらだめだよね。
良い子:いっぺんに楽しみたい気持ちはあるけどさ、春には春の、秋には秋の、楽しみを残しておくのもいいかもね。
二人は秋分の今日、話しに尾ひれをつけてま醜聞を広めた。
大変貧乏しております。よろしかったらいくらか下さい。新しい物語の主人公を購入します。最後まで美味しく頂きます!!