AIが決めた相手とデートをした

マッチングアプリに完全に疲れてしまった私は、完全なる興味本位で、顔も名前もわからない状態で、AIがマッチングさせるサービスに登録し、初回デートに行ってきた。

AIのご加護を受けるためにはまず「審査」があり、会社名、年収、身長、体型の入力が必要。

そして「あなたのチャームポイントを教えてください」と言われ、私は私を客観的評価できないのでドヒャーと思った。ぱっちりした目、小顔、、みたいなルッキズム的な項目があり、自分でなにを選んだのか正直覚えていない

最後に自分の顔写真を3枚ほど送付し、そしてこれはどこかに公開されるものではないそうで、おそらく上記のチャームポイントとの整合制をはかるためだと思われる。

ちょうど24時間後、「あなたは審査に“仮合格“しました!」と通知が来てデート日程を選べとのお達しが来た。

仮合格って何?仮免みたいなこと?

と思ってたらマジでそうで、実際にデートを何回かすると「本合格」になるらしい。

仕方ない、AIに合格させてもらわないと…と、空いている日程と希望エリアを選んだ。

また24時間後、「デートが確定しました!」ときて、フリー画像の金持ちそうな男性の画像(本当にフリー素材)と全てモザイクで覆われたプロフィールが出てきて震えた。

相手の詳細がわかるのは前日の15時だった。
待ち合わせ場所にペッパーくんが不安そうに立っていたらどうしよう。飲み物はコーヒーでもいいのだろうか。

ヤマハのカフェ(そんなんあるんや)が待ち合わせ場所に指定されており、大まかな服装を伝えてついに相手と対面した。

AIの御簾ご開帳である。

「◯◯(サービス名)って初めてで…」
「名前も顔もわからなくて怖いですよね…」

お相手は普通に人間だったので、そういった他愛無い会話ののちヤマハに入店。
ヤマハのカフェなので1時間毎に演奏会があり、たまたまピアノの目の前の席になったので、その間爆音でいっさい会話ができないという気まずTIMEがあったがなんとか初日を乗り切った。

デート後は相手のレポートをさまざまな観点で評価しなければいけない。この評価をもとに次のマッチング相手が最適化されるらしい。

そして、デート回数と評価によって「ランク」が上がり、「ランク」が上がるとよりレベルの高いマッチングができるそうだ。

レベルの高いマッチングってなに?

えっ

じゃあ私たちは序盤のポッポってこと?

バトルタワーじゃないんだからさ

貴重な体験をさせてもらったのでここに記しておきます。

ポケモン厳選が好きな人にはおすすめだと思います。

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