映画「街の上で」感想と短歌(4月24日の日記)
例によってお酒を飲んでいます。
粘菌歌会第39回「コンビニ」にて肉ロボの短歌を2首取り上げていただいておりますよ。データの欠損により今回は五選のみですが、まあそういうこともあるわなというか、むしろ今まで細かな選評を無料で楽しませてもらっていたのもおかしかったというか。ちょうどこの前、どうにか還元できないかと考えてました。変に投げ銭すると「この人は先月もカンパしてくれたからしっかり目に読まないと…」みたいにやりづらくなったりするのかな。
今俯瞰してみると、私は「消費のメタファー」としてしか詠み込めていなかったのですが、他の方をみるとコンビニという日常のあるあると、全国的にある≒様々な人が訪れるからこその不確実性とが絡まり合っていて面白かった。
お三方による選歌被りをひそかな目標としていたのですが、まさかこのタイミングで叶うとは。出先だったので行き場のない感情をどうすればいいのか分からず数分間その場をウロウロしてしまった。改めて言わせてください。ヨッシャー!
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「街の上で」という映画を見ました。「愛がなんだ」と同じ監督の作品です(ここからはネタバレを含みます)。
(一緒にしていいのかわかりませんが)「花束みたいな恋をした」のような人間定点観測系の映画にこれまで手を出してこなかったので、個人的にはすごく新しい体験でした。
会話の中の34.0℃くらいのユーモアとか、微妙に仲良くない人との距離感とか、こちらの感情の溝までなぞるような「そこまで描く?!」という細かさがとにかくすごかった。幕中、初対面の男女2人による恋愛話の長回しがあって、レビューを見るとそこが冗長、退屈などの声もあったが、おそらくその「恋愛のめんどくささ、どうでもよさ」を描いているので、ここの好みは分かれると思う。私はこういう無意識の感じを脚本、演技に落とし込めるのがすごいな〜と思って見てました。
主演の若葉竜也さんもすごかった。演技のプロが「素人(それも下手なほう)の演技」を演じて、その演技がついこちらが赤面してしまうほど自然体だからすごい。さっきからすごいしか言ってねー。
シナリオの面でいうと、「こういうことがやりたいんだぜ!」というのがとてもわかりやすくて好きだった。
あと、登場人物の中に「あれ、小林私か!?」→「いや、小林私じゃないか」→「小林私じゃん!」→「やっぱり小林私じゃなかった…」と思える人がいてちょっとしたアトラクションだった。
下北沢かー。柄物のシャツと長髪が似合う男ないし、色の濃いワンピースとボブカットが似合う華奢な女に生まれ変わったら住んでみたい街ランキング1位と話題ですね(私の中で)。
これまで地域のコミュニティなどと関わりがない人生だったので、普通にこういう暮らし憧れます。ね、実際、どうなんですか?下北沢に住んでる人。高円寺に住んでる人でもいいですよ。教えてちょ~だいって!
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