『イシナガキクエを探しています』の二次創作ストーリー案(主要な考察要素を押さえた上で想像膨らませていく試み)
※本記事は『イシナガキクエを探しています』第3回の後、第4回が配信されることが発表される前に書いたものです。
『イシナガキクエを探しています』第3回まで見ました。
いやあ面白かったですね~。考察要素もありますが、今回はそれ以上に想像を広げていける事が多くて、凄く妄想が捗りますね。
二次創作やったら面白そうだなと思って、実際に小説化したり漫画化したりまでは出来ないですが、ざっくりストーリー案を考えてまとめてみました。
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【1】前段:主要な考察要素の私の解釈
二次創作に入る前に、主要な考察要素に対する私の解釈をまとめておきます。
イシナガキクエは人類に害を及ぼす、増殖能力のある怪異。
米原さんは歴史の影で人知れずイシナガキクエを狩っていた怪異ハンター(見かけによらず主人公属性)。
イシナガキクエを倒す(処理する)には代理人が必要。イシナガキクエ1体を倒すには人間1人を犠牲にする必要がある。
最初は乙さんとバディで怪異ハンターをやっていた。過去に出た番組の時点で、倒したのは35体。第2回のYoutuberが見つけた写真はかつて米原さんが見つけたイシナガキクエの手がかりで、それだと40体ぐらい?
あるときイシナガキクエに敗北し、乙さんが亡くなる。その後は米原さん一人で頑張ってやっていた。
最終的に家族まで代理人に使って狩りまくったら、イシナガキクエが現れなくなった。
そして現代。歳も歳で死期が近いと感じていた米原は、思い残すことなく死ねるよう、イシナガキクエはもういないと確証を得たいため番組に人探しを依頼した。
(過去の番組と同じことをやろうとしていた)しかし、視聴者が面白がって番組に目撃証言を寄せることで、イシナガキクエの増殖能力が強化された。
(噂が広まることで強くなるタイプの怪異)強化・増殖したイシナガキクエに米原さん敗北。
番組のオペレーターやラランド サーヤさんも代理人になって死んだ。
歴史の影にいたヒーローである米原さんがいなくなり、イシナガキクエは強化された。ヤバイ。そんな世界で我々は生きていかねばならない…。
これをベースに、二次創作のストーリーを作っていきます。
【2】二次創作ストーリー案:
怪異ハンター米原 vs イシナガキクエ
▼第一章:遭遇
米原さん少年時代。
怪異イシナガキクエに遭遇するが、偶然に偶然が重なって、結果的に友達一人が代理人の働きをしてイシナガキクエは撃退される。
怪異に遭って友達を失ったことが、米原さんのトラウマになる。
▼第二章:バディ誕生
米原さん青年時代。
またしても怪異イシナガキクエに遭遇。かつてのアレは夢ではなかった!
そこに乙さんが現れてイシナガキクエを撃退する。
(代理人には乙さんが用意していた人を使用した)米原さん、乙さんに感謝し弟子入りする。
米原さんは乙さんから、怪異イシナガキクエは人類に害を及ぼす怪異であり、増殖能力があることを教わる。
さらに、米原さんは乙さんから、怪異イシナガキクエの倒し方(処理の仕方)を教わる。
※イシナガキクエは人間からは認識しにくい半透明存在のようなものであり、これに代理人をぶつけることで実体化させることができ、お祓いあるいは物理攻撃が通るようになる。そんなイメージ(私の妄想ですが…)。主に米原さんがイシナガキクエの探索と代理人の用意、乙さんがお祓いという分担でバディを組む。人類の脅威であるイシナガキクエを人知れず撃退するために…。
▼第三章:イシナガキクエをさがして
米原さんが全国からイシナガキクエの情報を集め、見つかったら乙さんと現地に出向いて退治する。そんなことを繰り返すロードムービー的な感じになる。
ロードムービー的であると同時に村正的でもあるパート。
イシナガキクエを一体始末するには、代理人として人間一人を犠牲にしなければならない。敵を一人斬ったら味方も一人斬らなければならない的な、○○○○村正的なテイストになる。
人類の敵であるイシナガキクエを倒しても、誰からも感謝はされない。
▼第四章:乙さんとの別れ
イシナガキクエの中ボス的個体に遭遇。
乙さんが犠牲になって(代理人になって)米原さんは生存する。
▼第五章:ひとり戦う米原さん
乙さんが犠牲になった後、イシナガキクエは出現しなくなる。
イシナガキクエを倒し切ったのか半信半疑な米原さんは、番組に捜索依頼をして出演する(第3回で流れる過去映像)。結局疑問は解消されない。
(この時点で怪異イシナガキクエを35体は退治している模様)その後、イシナガキクエが再び現れる。乙さんはもういないが、米原さんんは一人で戦うことを決意する。
▼第六章:すべてを犠牲にして、それでも戦う米原さん
イシナガキクエと戦い続ける米原さん。
(Youtuberが廃墟で見つけた写真がイシナガキクエの手がかりで、倒したら数字を書き込んでいるとしたら、40体くらい倒している模様)時は過ぎていき、米原さんも老人になる。
米原さん実は若いころはイケメンで、女性をたらしこんだり、あるいは金で釣ったりして代理人を確保していた。
(米原さんの闇堕ち主人公的な側面)
しかし歳を取り、金も尽きていく。もはや、見た目気が変になったおじいさんなので、代理人の確保も難しくなっていく。
(見た目気が変になったおじいさんが実はヒーローという展開、胸熱ではあるが、現実は厳しい)追い詰められた米原さんは、苦渋の決断で、家族・親類を代理人に使うようなる。人類のためとはいえ、大きな業を背負う米原さん。
▼第七章:米原さんの終活
家族・親類を犠牲に戦っていくうち、イシナガキクエが出現しなくなる。
米原さんはもう歳で死期が近いことを悟る。
米原さんは思い残すことなく安心して死ぬために、イシナガキクエは倒しつくしたと思いたくなる。そこで、行方不明者の捜索番組に依頼する。
目的はイシナガキクエを探すことではなく、イシナガキクエはもういないという確証を得ることであった。
(第3回で流れる過去の番組と同じ)
▼第八章:番組の罪
番組は視聴者から目撃証言を集めるが、視聴者は面白がって架空の目撃証言を寄せる。
これにより怪異イシナガキクエの増殖能力が強化されてしまった。
(噂が広まることで強くなるタイプの怪異。ペルソナ2的な解釈)架空の目撃証言があった場所に怪異イシナガキクエが現れるようになる。番組に寄せられた目撃証言が1000あったとしたら、イシナガキクエも1000体増えているであろう。
米原さんはイシナガキクエと戦うが、一人ではどうにもならず敗北。
一体は道連れにできたかもしれないが、焼け石に水であった。
▼第九章:米原さんのいない世界
番組の第2回放送後、収録現場に怪異イシナガキクエが大挙して現れる。
混戦の中、結果的にオペレーターが代理人の働きをして、出演者陣はなんとか戦うことができていた。
安東アナはガンマニアなので、代理人をぶつけて(オペレーターを突き飛ばすなりして)実体化させたら、あとはヘッドショットで始末できる。
結構強キャラであった。
(フィクションなので、実銃を持っていてもいいでしょう!)安東アナ、ラランド サーヤさん、元警察の人が残る。
元警察の人が犠牲になる(知名度的にこの順番は仕方ない)。安東アナが玉砕しようとするが、ラランド サーヤさんがそれを止めて代理人になる。安東アナはイシナガキクエの最後の1体を倒す。
安東アナは『イシナガキクエを探しています』の第3回を一人で放送する。怪異イシナガキクエの真相に繋がる映像を流そうとするが、それは上からの圧力で止められてしまう(放送時間の関係上、一部放送できませんでしたのテロップがその名残り)。
安東アナは、こんな事態になったのは番組のせいだと察して責任を感じ、今後もイシナガキクエと戦うことを決意する。しかし、そのためには代理人が必要だ。
最初の代理人はラランド ニシダにしよう。相方がいないのに生きていても仕方がないだろうし。
その次は大森Pだ。こんなことに巻き込まれたのも、元はと言えばあいつのせいだ(安東アナの心の声)。表の顔はアナウンサー、裏の顔は怪異ハンター。
米原さんと犠牲になった代理人に敬意を表するため、コスチュームは喪服。ショルダーホルスターには拳銃。
そんなダークヒーロー・安東アナが誕生した。人類 vs 怪異イシナガキクエの新章が、今、はじまる…。
【3】余談
これで、細かい考察要素と矛盾はあるかもしれないですが、大筋大きな矛盾はないはず。多分…。『イシナガキクエを探しています』の番組の裏にこんな物語があったのではないかと妄想して、とても楽しかったです!
考察が捗るだけでなく、そこからさらに妄想が捗って、二次創作したら面白そうってなるの凄すぎでは…。ホラーモキュメンタリーの新境地ですよ…!
あと本当に余談ですが、第2回の後ぐらいで、夢に「イシナガ菊由」さんが出てきました。誰なんだお前は。
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