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七飯町のリンゴ(おいらせ)
このところ休みのたんびに、車で隣町の七飯町の果樹園にリンゴ(はねもの)を買いに行っている。
七飯町はリンゴの産地で果樹園がいくつもあり、早生から晩生までさまざまな品種を栽培している。
農家によっては、はねものを袋に詰めて、道ぶちの小屋に置いて無人販売している。
11月の曇天の日。ときおり小雨が降るなか七飯町の果樹園にリンゴを買いに行った。
昨晩の強風で、車窓から見える木々の葉っぱも、大分少なくなってきた。民家の庭先の桜の木が、僅かに葉っぱを残して、さびしそうに立っていた。去勢されて帰ってきた雄猫のような、気の毒なようすだった。
先週買った「ハックナイン」という品種のリンゴがとても美味しかったので、今日も買えたらいいなと思った。みずみずしい大きなリンゴで、梨のような風味と歯ごたえがある。
お店の人に聞いたら今年は完売だとのことで、代わりに「ふじ」を買った。
そのとき、これもおいしいんだよと出してくれたのが「おいらせ」という品種。はねものということで、サービスしてくれた。ありがとうございます。「ハックナイン」も「おいらせ」も人気の品種で、すぐに完売するそうだ。
楽しみに家に帰って切ってみたら、びっくりするような蜜の入ったリンゴ。こんな全身蜜塗れのリンゴがあるなんて。知らなかった。
インターネットの「りんご大学」というサイトで調べたら、 「蜜が霜降りのように入り」と書いてあった。 まさにそのまんま。とても美味しかった。