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【国家試験】アマチュア無線 第3級への道

なぜか来週、アマチュア無線第3級国家試験を受験する予定です。
2ヶ月前にアマチュア無線の局免許を(再)取得して、なんとなく思いつきでモールス符号の練習をはじめました。
その練習をマジメにやるために試験も受けることにしようと申し込んでおいたものです。
このお話は誰得シリーズ的なものかもしれませんが、2021年11月時点での備忘録としてnoteに残しておこうと思って書いています。

現在の資格18年ほど前に取ったアマチュア無線第4級従事者免許です。
これも思いつきで取得したようなものです。
子供の頃に挫折してアマチュア無線電話級は取らずに終わりましたが、大人になってだいぶ経ってから、今更と思いつつ免許を取ってみました。
その時のモチベーションのひとつに、JA1が再発給される、というものがあったと思います。それはまた別の話なのでここでは割愛しますが、何か謎のモチベーションがあって思いつきで行動するのが私の癖のようです。

アマチュア無線で遊ぶには、アマチュア無線従事者免許を持っていることが前提で、自分でアマチュア無線局を開局するには、別途無線局免許が必要となります。その無線局免許を(再)取得して免許状を手にしたのが約2ヶ月前の2021年9月10日でした。

本題に戻りましょう。
第3級アマチュア無線技士
免許を取得するには、国家試験か養成講習か複数の方法があります。
従来は東京で毎月、国家試験、しかも当日受付の飛び込み試験が開催されていて、その試験に合格して免許を取得するのが割と手軽だったようです。
ここしばらくこの毎月の当日受付試験が開催されておらず、先月10月も開催予定がありませんでした。

11月開催の通常試験が次回の国家試験ということで、9月20日までにWeb経由でエントリーすればよいらしく、少し悩んだのですが、9月13日に勢いで申し込んでしまいました。

令和3年11月期 第3級アマチュア無線技士
試験の手数料は5463円

最初に買ったのは、完マルくん 1320円


初級アマチュア無線ということで、4級と3級の過去問が網羅されている本です。18年ほど前に4級を取ったときもお世話になった完マルくん。
43年の信頼と実績! とあるように昔からある有名な「完全丸暗記」本です。
もうすぐ2022年版に切り替わると思いますが、初級アマチュア無線レベルだと特に新しい問題が急に出題されることはあまり無いかもしれません。

この本はあくまでも「完全丸暗記」で試験を乗り切ることを主眼に置いているので、過去問と回答をひたすら覚えていくスタイルです。
参考書的なところはほぼありません。
合格すれば良い、ということであれば、4級受験の時にこれ1冊を買って暗記して突破して、続いて3級も突破可能というものでしょう。

私の場合は、3級受検は目的ではなく、あくまでも手段、途中経過のひとつだと思っているので、この本だけだと少し不足がありました。

結局、少しは参考書的な記載が載っているだろうということで、もう一冊類似のこちらを追加購入することにしました。

第3級ハム国試 要点マスター 1320円

完マルくんと同じ1320円ですが、こちらは第3級専用です。
前半に問題集と回答、後半に参考書というスタイル。
タイトルに要点マスターとあるように、丸暗記というよりも試験に出てくる要点を参考書の部分で覚えることができるという感じになっています。

第3級だけのためにどちらか一冊買うとしたら、こちらの方がお勧めです。

初級(4級、3級)ともあまり大きな違いは実はなかったりします。
3級に追加されるのはCW(モールス符号)、電信に関わる無線機のちょっとした工学、あと国際通信に絡んだ法規ぐらいです。

昔はCW(モールス符号)の試験科目として、実際の符合を音で聞く受信試験などがありましたが、だいぶ昔に3級からは廃止されました。
(私が4級を取得したタイミングではまだ3級に受信試験が残っていたような気がします)
現在は、机上(紙のテスト)で、モールス符号の表記が並んでいる選択肢から4択で回答を選ぶだけで、符合を記号の並びとして暗記するだけ。

符合を覚えるのは難しいと思っていましたが、覚えるだけなら2〜3日、下手すれば1時間もあれば暗記できる方法もあったりします。
語呂合わせで覚えてしまうと覚えるのは楽ですが、実際の交信で聞こえてくる音を解読することは難しくなってしまいます。
試験に合格するだけが目的であれば、語呂合わせで覚える動画を何度かYoutubeなどで見てしまえばよいのですが……
実際に交信することを目的とするならば、音で覚えていく方法で最初から練習した方が後で変に伸び悩むことがないかもしれません。

LCWOをお勧めします。

ちなみに私の場合、完マルくんが届いて復習がてら4級の問題を全て解いてから3級に移った直後、モールス符号の問題が出て来ました。
ついつい出来心でYoutubeを検索して語呂合わせの動画を数回見てしまい、語呂合わせでモールス符合を即座に覚えてしまいました。
先にLCWOを始めていたので、コッホ法で出てくる最初の方のアルファベットは音で覚えていたのに、まだ覚えていなかった音は語呂合わせの記憶が強く残っていて、いまだに音を聞いても語呂を連想してしまって聞き取り速度があがりにくくなっています。
現在、15WPM程度は聞こえますが、18WPMぐらいで聞き取れても文字に変換するところがおぼつかない感じという体たらく……
15WPM ≒ 1 word が5文字相当で、15WPMは1分間に75文字相当の符合

とはいえ、コッホ法を使ったLCWOで毎日少しずつ練習して、コールサイン聞き取りなどでは25WPM相当まで聞こえたりするようになっています。
モールス聞き取り練習始めて2ヶ月未満でここまで来れたのはLCWOがすごいということだと思っています。ということで、本気の人にはお勧めします。


話がだいぶ脱線しました。
3級の試験では受信試験がありませんので、上記のような聞き取りの速度は合否に全く関係ありません。

モールス練習は少し横においといて、試験対策のお勉強をすることにしたいところです。

私の場合、昔から試験勉強と言えば、わら半紙とボールペン
わら半紙に、ちょこちょこボールペンで書いていくスタイルです。
ノートではなくわら半紙、鉛筆ではなくボールペン。
なぜかはわかりませんが、これもまた癖のようなものです。

最近、わら半紙はあまり見かけないですが、お絵かき帳で代用しています。
その昔コストコで買ってデッドストックになっていたお絵かき帳の束が今ここで役に立つわけです。

ちなみに、昨日復習していた実際のわら半紙(お絵かき帳)はこちら

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完マルくん、第3級工学です。
17〜30までありますが、昨日は20〜30まで150問を約1時間で復習。
暗算でできる計算は暗算で、できないものはちょこっとわら半紙上で計算。
正答136、誤答14、正答率 9割程度
暗算の計算ミスとかしょうもないのもありますが、合格するかどうかといえばこれで十分でしょう。

実際の試験は、
・法規 16問のうち11問以上正解が必要
・工学 14問のうち9問以上正解が必要
試験時間はあわせて1時間10分(1問あたり2分以上あります)

と、ここまで書いてますが、免許取得が目的ですでに4級を持っているという人であれば、3級の短縮講習がお勧めかもしれません。え?

4級の国家試験 5463円
3級の短縮コース受講料 12950円(1日、法規4時間、工学2時間)

私の場合国家試験にプラスして要点マスター1320円をテキストのようなものとして別途調達していますので、これだけで6783円。2冊買ったことを考えると8103円とも言えます。

短縮コースだと1日講習に通うだけ、最後に試験があって合格すればその場で免許証の申請という流れになるようです。めちゃめちゃ早い!!
(従事者免許証の申請費用は別途かかりますが、それは国家試験も同じ)

東京だと毎月どこかで複数回、第3級の短縮コースが開催されています。
国家試験よりも開催数が多いとも言えるわけで……
なおかつ4級所持の3級短縮という特殊事情とはいえ、講習料が比較的安価(テキスト込み)だったり。
国家試験だと試験から合格通知が来るまでに時間がかかって、それが届いてから免許証の申請をするという時間が別途かかったり面倒です。

これを知ってたら10月に短縮講習受けて今頃はすでに第3級免許証を手にしていたと思うわけです。(>_<)
実は勇み足で国家試験の申し込みをした後に、短縮コースの利点に気づいたわけで後の祭りでした。(受験料振り込んだ後だったので)

目次も無しで、ここまで読んでたどり着いたかたは少ないでしょうけど、もしあなたが4級持っているなら、3級は講習会の短縮コースで取得した方がだんぜん楽だし早いしお得かもしれません。

なんというしめくくり。

来週、国家試験受けてきますが、無事受かりますように。<(_ _)>

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