ナイフを溶かしたことはありますか
ナイフを溶かしたことはありますか?
私はあります。どうも燃やしてしまったようです。痛恨のミス。
モーラナイフのコンパニオン。
キャンプ撤収時に探しても探しても見つからない。
どこかに仕舞い込んだかもしれないと、一度仕舞った荷物をひっくり返して調べてみましたが見つからず……
冷ますためにしばらく置いておいた薪ストーブを最後にに仕舞おうとして、炉内に残った灰を掻き出していたら小さな鉄片(トップ画像)見つけました。
この日は買った薪をそのまま薪ストーブにくべていました。
PPバンドなどで縛ってある薪束のバンドを切るのにナイフを使っていたはずです。
どのタイミングかわかりませんが、どうやら薪と一緒にナイフを薪ストーブにくべてしまったようです。そんなことありえないと思うのですが、結果として中からプラスチック部分が燃え尽きた刃のようなものが出て来たことからそうだったと推測するしかありません。
手頃な価格で使いやすいモーラナイフ。コンパニオンのカーボンスチール刃仕様のもので2000円程度で買ったものでした。
このナイフは1年ちょっとしか使わずに溶かしてしまいました。
手入れをおこたることはあっても、それなりに道具は大切に長く使う方なので、金額的には痛みは少なめでしたが気持ちの上ではかなり凹んだことを覚えています。
その後、別のモーラナイフを新しく調達しました。
フルタングで皮シース付、少しばかりお高いものです。1万円超。
こちらはさすがにナイフ本体も重量がありシースも大柄になるのでなくすことはないでしょう。
ここまでの話であなたはどう思ったでしょうか。
キャンプにかぎらず、ありえないミスで何かをしでかしてしまうことは、実は誰にでもありえます。
「それはあなたが素人だから」等と切り捨てたような言い回しで糾弾することは簡単でしょう。他人のことには好き勝手モノを言う人がたまにいらっしゃることもよく存じ上げています。
人伝に話を聞いたりすると背景も何もわからないことが多いと思います。
面白おかしく脚色されて切り取って伝えられることも多いです。
そういうところで出てくるのは、自分が日頃どんなモノの見方をしていてどんな思考をしているかという根っこの部分だったりします。
どう思うかは仕方が無いことです。その思いを一度自分の中で噛みしめてみることをお勧めします。
それを公の場で垂れ流すことの是非は、別の意味でよく考えてみたほうがよいのではないでしょうか。言った言葉はいつか相手に伝わります。
面と向かって言える言葉かどうか?
とても尊敬している相手だとして同じ文言で同じ口調で言えるかどうか?
そのあたりを想像してみると、言うべき言葉かどうかがわかるかもしれません。
言わなくてよいことは、あえて言わないようにする。
そういうことができる人でありたいと思います。
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