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13 漢字学習 国語授業はじめに

こんにちは。中堅小学校教員です。
アラフォーです。めちゃくちゃ早く起きてしまいました。仕方ないので土曜日を迎えにいきます。起きます。


もう1月も終わり。2月です。早いものですね。恐ろしい…

さて、今回は「漢字学習」について。
ぜひ皆様のやり方も教えてくださいね。

※参考書籍「漢字指導の新常識」土井正博著

学陽書房


国語の授業はじめルーティン

①5問漢字テスト 〜専用ノート〜


国語の授業が始まったら、5問漢字テストから始めます。
僕の学級は来週には700問達成です。今年はおそらく800はいけそうで、数字の積み重ねに子どもたちとワクワクしています。

以前は国語ノートに書いていたのですが、整理できなくてイライラしたので
①大学ノートを半分に切って、
②穴あけパンチ! し
③綴じ紐でくくるのを机横にかける

今のスタンスに落ち着きました。

15分もあれば児童分できます。


どうでもいいですが、
穴あけパンチ と マシュマロパンチは
響きが似ていますね。



子どもたちは表紙に絵を描いたりしてオリジナルノートにしています。
10月頃に2冊目をあげました。



②5問漢字テスト 〜どう行う〜

名前通り、毎日 5問ずつ漢字問題を出していくのです。

目的…みんなが身につけるべき漢字レベルを身につける
範囲…新出漢字の学習を行ったところまでの範囲で、ドリルからしか出題してはいけない。

これをたまに言わないと、上位層(あえてこの言葉を使っています)が難しい熟語を出して空気ヒエヒエなりがち。


教師が最初に2問出題。
そして輪番で一人1問ずつ出します。

今日が出席番号1〜3番なら明日は4〜6番、次は7〜9番…て感じですね。

こんなイメージ。
赤は僕が出している問題ってことです。


あるあるなのが、問題を考えていない子がいてテンポが悪くなること。

・僕の学級では黒板係に、黒板隅に 「今日は341番からで、◯◯さんから3人」なんて書いてもらっています。

・また、教師が2問出す間に最悪、問題を考えられる時間がちょっとあるので

教師から2問スタート、
黒板に誰からか書いといてもらう
の このコンボは結構大事
です。僕がよく問題番号忘れるのでその防止もできます。


話は逸れますが 授業はテンポが命です。

荒れている授業の殆どはテンポが悪いです。無駄な間や、何の時間!?といったダラダラ同じ抑揚での話が多かったりですな。
相手意識の欠如が教師にも子どもたちにも広がっていくからかなと個人的に考えています。
 あらあら、そういう僕のテンポが悪くなってきました(笑) これは、また別のときに。


この5問テストは師匠からアドバイスいただき、それをアレンジした感じです。


③ドリルを読む

ここからは、土井先生の著書をかなり参考にしています。

目からウロコだったのが、【読めないと絶対書けない】といったところでした。考えてみると当たり前ですが、そりゃそうだ。
読めない漢字なんて絶対かけないわ。

先に読みを習得していこうというところに賛同したので
毎日、漢字ドリルを読む時間を取っています。

最近は、こんな表をつくってドリルの最後のページに貼らせています。


これは姪っ子が宿題しているのを見て、おおっ!とすぐにパクりました。姪っ子の先生、ありがとうございます。めちゃ良いです。


漢字ドリル全部を読むのはしんどいので、3つに分けます。

「読み」「熟語」「文」
です。

一般的なドリルには、おそらくこの3つはあるでしょう。
例えば、

香 という漢字なら
読みのところに「カ」「コウ」「かお(り)」「かお(る)」
熟語欄には「香川県」「香水」
文には「香川県に行く」「花の香りは良い」

…みたいにあるはずなので、その学期版の「今日は読みだけいこか〜」とやっていくと良いと思います。

一分野、大体1分〜2分もあればOKです。


学級全員が読み始める全集中の時間は、毎日見ていてビリビリしますよ。


たまに、
「今日は全員立って終わった人から座り!」
「みんなの前で40秒きれる人!?」
「ビンゴ(PCでできるでしょう)で3人代表者決めるのでバトルです!」
「僕と勝負する人!」なんて遊びをいれると面白いですね。


最近、勝てないときもあってめちゃくちゃ悔しいです。おっさんはな、ドリルをめくるのが難しいんじゃあ。油がな。


④そら書きの日も

子どもって、本当にすごいので続けると覚えてくるのです。
たぶん、僕の学級の子は もう読み分野ならドリルすら見なくても言える子けっこういます。(3学期の漢字が少ないからでしょうけれどね)

そうなると飽きもきます。
たまには、そら書きしまくりDAY があってもいいですね。

空中に全員が指で書きまくる姿もこれまた圧巻です。


来年度は、先程のドリル音読表に「そら書き」部門もつくろうと考えています。


⑤続けてどうだったか

漢字テストの点はよくなりました。

漢字50問テストでは平均90以上はこえていますし、
子どもたちからは「漢字楽しい」や「できるようになった」といった声はもらえました。


あとは、この最初のルーティンのおかげか
学級全体のスピード感が上がりました。

ここで使う力が他の授業や活動に転用できている感じです。


もちろん、最初はこんなんじゃない

5問漢字テスト、ドリルを読む(たまに そら書き)
ここまでにかかる時間は今なら5分程です。

そのあと、活動に入っています。


もちろん、最初はこんなんじゃないですし 
取り組もうとしない子もいますし、
「ホンマにやってんかいな」という子もいたり します。


最近、考えるのが 
大事なのは実践内容じゃなく

「教師がやりきる覚悟をもつこと」と「日々の声かけや見取り」なんだろうなと思います。

極論、何をやっても大差ないんでしょうね。


きっと、仕事と関係のない時間にこのnote見てる物好きな皆さんなら伝わるのではないかな。


◯5問テスト、今日満点だった人! 2〜4問正解の人! ドリル読むの30秒の人!と手を挙げさせることで少しでも活動を入れたり、

◯間違えたところが大事。合ってるとこなんかたぶん明日も合うねん!赤で書くのかっこええわ〜!と100回は言ったり、

◯早く終わったから、記録書いたあと2周めいってる人いましたね。こういう姿に僕はビリビリくんねや!と伝えたり、

◯謝ります。4月とスピードが違いすぎるから、最近は6年生に求めるレベルで行ってしまっています。と おどけたり、

◯教卓にしがみついて見守るのでなく、後ろから今日は指示を出したり わざとあの子と目を合わせて進めたり、

◯大人しめだけど実はおもしろいあの子には、休み時間にコソッと「さっきの問題めっちゃ良かったわ。ベストな難易度やな。テスト業者か思いました。」と言ってみたり、


日々、
伝われ 身につけ がんばれ 
人生よくなれ 街良くなれ 日本よくなれ


と願いのような声かけを続けていくと変わることが多いわけです。


すんません。ちとカッコつけすぎました。やる気ない日も流す日も飲み会のことがちらついている日も、もちろんあります。笑


今日は、謎に2時半に起きてしまったので勢いありましたね。

ぜひ、皆さんが行って効果的だった漢字学習を教えてください。
すぐに僕は パクります 参考にさせていただきますから!


読んでいただきありがとうございました。
よければスキやコメント待ってます♫

土曜日エンジョイ!

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