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⑰ウイスキーが飲み終わる頃に 〜異動は辛いよ〜

中堅小学校教員です。


この4月、なんと9年も在籍した前任校を異動しました。
文化の違いにやられ弱っていた4月前半でした。


異動は最大の研修? はぁ? その通りやな、この野郎! めっっっちゃ日々勉強なってるわ、ありがとうやで。くそが! とか言ってはいけません。

おっさんの異動、しんどない?

今回の異動で思ったこと。初任校からの異動では「お手並み拝見」的な感じを受けました。

ただアラフォーが異動した今、即戦力的な目で見られるのだなと感じました。


担当学級も校務分掌的にも、けして「異動されたばかりだから」といったものは感じられないもの。

また、単著・共著と2冊ほど前任校時代に本を出版したこともあり、
「本だした人ですよね」
と何度かお声かけ頂きました。


環境が変わったり、個人的に前任校に未練(心残りのある代がいた)があったこともあり、何だかしんどいスタートでした。


内緒ですが、朝、気合いを入れるために
前任校の前を2回ほどわざと通勤で通りました。

仲の良かった先輩とバッタリ会い、

「プリングルッスくんは、どうせもう馴染んでんやろ?」
と聞かれ、ドンと背中を押された気がしました。それ以来、通勤でこの前はもう通らん!と決めて今に至ります。w

(女々しい…)

おっさんの異動…しんどない?

2年とかで変わる管理職の先生ってすごいんだな・・・


愛した前任校を、きっと僕がもっと偉大にできる

ただ、まわりの先生方もとても接しやすく良い方々ばかりで少しずつ慣れていくにつれ、わき上がる思いがありました。


負けてたまるか、コンチクショウ


僕がバリバリ現任校で頑張れば、通用すれば、貢献すれば、きっと愛した前任校が一目置かれる。
そんな気持ちです。


学級の子どもたちが登校しました。
僕らしく、一生懸命に向き合っています。

そこに子どもがいれば、僕は教師で在れるのです。

愛した前任校で培ったものを思う存分に発揮し、目の前の子どもたちへ当たっていきたいと今は思っています。

金曜日は、来たばかりですが 勇気を持って 某自主研修を開きました。
多くの先生が参加してくださり、楽しい時間を過ごせました。

良い学校へ来ました。来たのです。僕は。


この学校を次の愛する学校にしよう、と今は思っています。
きっと、僕がここに来た意味がある。それを自分で探しながら。



ウイスキーは、もうすぐなくなる

異動した際に、かなりアツい話をしたお兄さん的先生からウイスキーをいただきました。

「いっしょにあの子達を卒業させよう」

なんて、僕から話したのですが叶いませんでした。


ウイスキーを頂いて話をした後は、こりゃアカンと思うくらい こみ上げてきて泣きそうだったので急いでトイレへ行きました。w


ここでだけ言います。あの3人であの子達をもう1回持ちたかった。最強だったんだ。ああ・・・女々しい。

そんなウイスキーを週末にポツポツ頂いています。
この記事を書いているのが金曜日。

ちょうどあと1杯分になりました。
飲み干すか悩んでいます。



しかし、この記事を書きながら決めました。
このあと、飲み切ります。ええ。これで、供養です。

異動する酒好きに、ちびちび飲める良いお酒を贈るのって、こんな作用があるのですね。僕も絶対、いつか真似をするのでしょう。



飲み干した後、僕はきっと次の酒を探すでしょう。

それが合図です。

全力で愛してやるからな、現任校。

負けてたまるか、コンチクショウ。僕は前任校も背負って、ここで、
置かれたこの場所で咲きまくってやるのだ。



今日は、技術的なものも何も無い
ただの酒飲みの戯言でした。

こんなのにお付き合い頂きありがとうございました。

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