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㉟20代半ば〜30歳辺りが陥りそうな闇を晴らす光属性オヤジからのメッセージ

こんにちは。小学校中堅教員です。
アラフォーです。属性は光です。


華金 夜、昔自分が書いていた日記を発掘して読んでいました。
当時の楽しみや苦しみが書いてあり、めちゃくちゃおもしろかったのですが

ふと、いろいろ思うところがあったので
こんなタイトルで書いてみます。

現在の僕は、光属性です。

上級生で通用したことをおろすな

参観は昨年六年生で上手く行った国調べ発表会をしよう。 
当時の僕の日記にありました。この年は六年生ではないのに。

いや〜、若いですねぇ。


めちゃくちゃ個人的な感覚の話なのですが、
6年生を1年間担任したあとに感覚がかわる気がしています。
ゴールを見るからでしょうか。

(高学年が大変とかそういう話をしたいわけではありません)


上級生で通用したものは下級生で通用しやすい
のです。


①六年生社会の、日本と関係の深い国調べはどの学年でやっても良い感じになるでしょう。

②高学年道徳で行う2つの価値の当為モラルジレンマ教材を低学年の参観日でやっちゃうなんてのもあるあるかもしれませんね。(低学年では1つの価値が望ましいと個人的に。)

③台上前転は、マットでの前転ができた低学年ならできる可能性が高いでしょう。首はねとびだって、ちょっと教えたらできるかもしれませんね。


これら、例ではありますが見栄えがいいと思います。
食いつきがいいと思います。

ただ、すべてはバランスです。


自分が指導しているときはよくても、子どもたちの学校生活トータルで見たときに歪みが生まれるのではないでしょうか。


広さよりも深さを意識していきたいものです。

自分の学年はどんな時期の学年なのか。
何が大切なのか。
今、どこまで力をつけたいのか。
何は残しておくのか。
どうパスしたいのか。


駆け出しじゃなくなったら、意識していきたいですね。

僕の持論ですが、貯金生活はどこかで崩壊します。通用したからこれで〜、気持ちは分かりますけどね。

新紙幣に変わりました。
あなたが持っているお金、まだ旧紙幣かもしれませんよ。旧紙幣でやりくりしながら、新紙幣を探してゲットしていきたいものです。

(これは、かなり自分にも言いたいことです)


そのスライダーは、きっと良いものです。
でも今年はシンカーで勝負しませんか。
そういうことです。



相対評価ちゃう、絶対評価や。我々も

「学級は順調。学年で一番落ち着いている。」
  と若かりし僕の日記に在りました。

若いですねぇ〜!


ある程度、経験を重ねると実践を重ねると
相対的に良い評価をもらえるようになります。

・学級を落ち着ける状態に持っていくのがうまい、とか
・◯◯先生は仕事ができる、とか
・いい先生だ、とか
・◯◯先生に担任をもってほしい、とか
・◯年目なのに〜〜をしている、とか

このnoteを休日に見ている人とか、まさにそうでしょう。
もの好きですから、きっと相対的にすごいです。


アラフォーのおじさんの言いたいことの1つとして、
それらは「相対評価」であり、まわりとの比較に過ぎません。相対評価は、まわりの環境に影響されますからアテになりません。


バスケ経験10年のプリングルッスおじさんは、その辺の小学生とバスケしたら圧倒的エースでしょうが、

今もバスケを続けているようなアラフォーダンディー達とバスケすれば中の下

現役高校生や大学生とバスケすれば、壊滅的なお荷物オヤジ

となり得るわけです。


・感覚的な話ですが

今、相対的に「頑張っている」「力がついている」という若手エースは、
10勝を15勝にする勝ち星アップ的なものでなく、

毎試合被安打ふた桁だけど同じ10勝、とか

球数100球以内で完封するマダックス、だとか

意図的に毎回得点圏にランナーを背負う、とか

4回まで完ぺきに抑えて中継ぎに勝ち星をあげちゃう、とか

そういった試合内容にこだわるのが良いのではと考えるのです。伝われっ!



相対評価でなく、絶対評価。
絶対評価の世界で生きていこうとすることが中堅以降、大切な気がしています。

「勝ち」は誰かの「負け」なんですよね。
ある程度、重ねたら負けながら実は勝ちたいものです。
難しい!


最近、僕は酔い過ぎた飲み会で「地上最強になる」と言ってしまいます。
そういう気構えと、「よっしゃ、なれる!」と笑ってくれる仲間に感謝です。隣のクラスと競うのではない。地上最強です。
なお、そのための努力はしていません。


目先の成果よりも、人を残すべきである

「全部、俺がやったほうが早いんちゃうか」

と若かりし、僕の日記に在りました。きっと、そんなことを考えたことのある人もいるのではないでしょうか。

若いですねぇ〜!!


財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり。

後藤新平

プロ野球 野村監督がよく使っていた言葉です。(会社経営者 後藤新平さんの言葉)

少し本来の意味とは違いますが、
やっぱり僕らの仕事は「人を遺す」仕事だと思うわけです。
その人とは、子どもたちはもちろんですけど、後輩もそうです。


後輩は、かわいいです。希望です。
僕より長くこの仕事ができるのです。

「やったことのあることは後輩にさせたいものです」


運動会の表現指導も、きっと あなたがやった方が効率もいいのでしょう。あなたと子どもたちの絆もあるのでしょう。

でも、やる気がある後輩がいたなら、させるのです。


・しっかり指導ができるように、事前に流れを打ち合わせて。
・子どもの前で後輩を立て、盛り上げて。
・愛を込めて「もっとこうした方がいい」と助言をして。


当日、指揮台で子どもたちを優しく見つめる後輩を見て、「立派なもんだ」とオイオイ泣くのが醍醐味ですよ。醍醐味。



僕が5年目でできたことを3年目の彼ができたら素敵だし
僕が10年目に気づいたことが7年目の彼女に伝われば最高なのです。


人を残していきましょう。
基本的に 目先の成果よりも、人です。

もっと言うなら、後輩を育てながら成果も出す、ハッピーエンドを目指すべきなのです。

FAでスーパー助っ人を望むのでなく、育成が結局一番強い説です。プロ野球もそんな感じですよ。ええ。タナキクマルの頃の広島とか最高でしたやん。ね。



黒歴史日記は閉じた

華金は、過去の自分のうぬぼれや愚かさ、
しかし熱さあふれる日記を見ながら夜が更けていった。

当時の僕は闇属性や炎属性でしょう。


まあ、でも日記はいいですね。振り返ると面白い。

今年、コツコツ書いている このnoteもいつか読み返すと同じような感覚かもしれません。


読んでいただきありがとうございました。
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