思春期の娘連れ再婚

娘がゼロ才の時に離婚して、20代後半でシングルマザーになりました。

元夫とは、どうしても性格が合わず…ホントは、結婚前にそれがわかればよかったのですが。。中々うまくいかないものですね。。

その後、家族の支えもあり、仕事と育児の日々が続きました。ふと、仕事が落ち着いて自分のことを考える余裕もできてきたときに、老後(笑)一緒に過ごす人が欲しい！と思い立ち、婚活なるものを始めました。仕事と家族に支障が出ないよう、振り返れば、２～３年かけて片手で数えるくらいの方にしか会えてませんが…。しかも、子どもを抱えての何となくの罪悪感と、娘が年頃（小学校中高学年）になるため、中々難しいだろうという先入観から、まぁ、宝くじに当たるくらいの確立で良い人に出会えたらな、くらいの半信半疑な気持ちでした…、、

２～３年ほど過ぎてピンとくるものがなかった頃、ダラダラ続けるのも良くないし、一回だけ短期集中でガチでやってみよう、と思い立ち、とある大手結婚相談所に入会しました。世間的にはそんなに高額ではありませんが、やはり自分の為だけにこれだけのお金と時間を投資するのは、節約とプライベートは娘優先が染みついたシングルマザーには少しだけ勇気が要りました…

そこでホントに宝くじのような確率（計算した訳ではありませんが(笑)）で出会ったのが、今の旦那様です。

若干風変りではありますが（←自分も風変りなのでこの点は全く問題ではない）大らかで、温かで、一緒にいてストレスが全くない、自分にとってはリュウグウノツカイとの遭遇率くらい貴重なタイプの人です。

ですが、やはり、娘にとっては、突然現れたおじさんでしかなく、初めはものすごい拒否反応でした…。こんなに良い人なのに、、と思う反面、まだ人生を10年も生きていなかった娘の立場からしたら、混乱と困惑と自分の生活を脅かされる不安しかないよな…と察してみたり。

自分の中でも、どうしたらいいのか全く自信がなかったので、この件は、慎重に慎重に、腫物に触れるような感じで少しずつ反応をみていくような状況でした。

週末に、彼に我が家に遊びに来てもらい、娘と遊び、夕飯を食べるというルーティンを半年～１年くらい続けたような気がします。遊ぶときは全力なので、娘も楽しそうなのですが、それでも、彼が帰ると「何で来るの！？」とか、「なんか臭い」とか、娘のトゲトゲは続きました。今思うと、私の説明不足のせいかもしれないし、いくら説明したところで、普段いないひとが家族になることを素直に受け入れろなんて、10歳にもならない子どもには酷な要求かもしれません。私も仕事が忙しくて、ちゃんと娘に向き合えてなかったのかも知れません。

自分自身、どうしたらよいのか悩みました。タイトルのような、思春期の娘を抱える中で再婚した経験者なんて周りに誰もいないし、インターネット上でも、うまくいかないことばかり書かれていて、不安で仕方なかったような気がします…。

長くなりましたが、以上の私が感じたモヤモヤ・悶々が、この記事を書こうと思った理由です。

子連れ再婚は、増えたとは言え、まだそこまで身近なものではないし、世間的には好奇の目で見られるか、もしくはリスクが高そうと思われることも多いのかな、と思います。何より、当事者にあまり情報が届いていない、不安材料ばかりがあるような。。自分達はまだ家族の構築の途上ではありますが、私目線で思うこと、感じたことを整理して、同じ立場の人の不安を少しでも緩和できたら良いな、と思っています。