皇居での宮中祭祀は年18日以上
皇居での宮中祭祀は、主な祭祀だけでも、年間18日以上あります。一部、少人数で行われる祭祀もありますが、定例で成年皇族の方々の多くが参列されます。
このほか、一般参賀や、講書始(こうしょはじめ)、歌会始(うたかいはじめ)など、テレビや新聞などでも報道される恒例行事があり、成年皇族の方々が、臨まれています。
宮内庁のHPから、おもな宮中祭祀を抜粋いたしますと、次のとおりです。
1月1日 四方拝(しほうはい)歳旦祭(さいたんさい)
1月3日 元始祭(げんしさい)
1月4日 奏事始(そうじはじめ)
1月7日 昭和天皇祭(しょうわてんのうさい)
1月30日 孝明天皇例祭(こうめいてんのうれいさい)
2月17日 祈年祭(きねんさい)
2月23日 天長祭(てんちょうさい)
春分の日 春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)
4月3日 神武天皇祭(じんむてんのうさい)
6月16日 香淳皇后例祭(こうじゅんこうごうれいさい)
6月30日 節折(よおり)大祓(おおはらい)
7月30日 明治天皇例祭(めいじてんのうれいさい)
秋分の日 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)10月17日 神嘗祭(かんなめさい)
11月23日 新嘗祭(にいなめさい)
12月中旬 賢所御神楽(かしこどころみかぐら)12月25日 大正天皇例祭(たいしょうてんのうれいさい)
12月31日 節折(よおり)大祓(おおはらい)
※宮内庁HPより筆者作成
https://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/saishi/saishi01.html
■宮中祭祀の、半蔵門「御入門デマ」にご注意!
宮中祭祀の前には、半蔵門から皇居へ、皇族方がお車で、御入門・通過されます。
1時間〜1時間半の間に、順次、御入門されるのですが、宮中祭祀を重視しない勢力が、意図的に誤情報(デマ)を流していますので、ご注意下さい。(いわゆる「左翼」ではありません。)
とくに宮中祭祀に熱心に取り組んでいらっしゃいますのが、秋篠宮家です。国民のため、国家のために祈る、宮中祭祀を重視されています。
皇嗣妃の紀子さまは、あさ、御入門されたあとに、伝統的な装束のご準備をされるため、他の皇族方よりも、30分ほど早く、お入りになられます。(追加デマ注意:宮中祭祀の30分前ではありません。もっと早いです。)
このため、秋篠宮家の御入門時間は、20分〜30分間隔で、最初の紀子さまと、他の宮家の方々のあとに最後の御入門が多い佳子さまとでは、お入りになられる時間帯が、約1時間異なります。
お帰りの際も、紀子さまは、他の皇族方よりも、20分ほど後に、御出門されます。
このため、宮中祭祀の時は、お1人ずつのお車で、異なる時間帯に御入門・御出門されます。(一般公務などでは、秋篠宮さまご夫妻おふたりでの乗車があります。)
(ご参考)
一般参賀(2023年1月2日)での、秋篠宮さまご夫妻。このような場合は、お二人で御乗車。
お住まいの赤坂御用地から、皇居までは、お車で5分程度の距離です。宮中祭祀の際に、お1人ずつ移動されましても、何の問題もありません。
この時間帯が異なる、お1人での乗車を、宮中祭祀を重視しない勢力が、無駄である、相乗りせよ、と的外れの批判を繰り返しているのです。
実際の御入門を、見たことがないのでしょうが、このような「御入門デマ」には、ご注意下さい。
ちなみに、宮中祭祀に限った場合、お二人の乗車は、「庭上」かつ、ご出発場所が同じ宮家、ということになります。この場合、夫婦・ご兄弟姉妹で、お二人乗車となっています。(「庭上」は装束のご準備がありません。)
「殿上」の場合、男性と女性で、伝統的な装束のご準備の所要時間が異なりますから、違う時間のご出発となり、お一人乗車となります。皇嗣・皇嗣妃の秋篠宮さまと、紀子さまの場合です。
■スリムかどうかは、車列全体で決まる
なお、お車は、前後の警備を含めた台数で、全体の車列が構成されています。秋篠宮家は、合計2台〜3台前後と、無駄のないスリムな体制です。
当然ながら、天皇陛下ご一家の警備は、より厳重です。ワゴン車1台しか報道されていなくても、お車の前後には、警備車両が多数配置されますから、そもそも相乗りか、1人乗車かは、あまり、比較する意味がありません。
【POINT】
▶︎御入門は、1時間〜1時間半の時間帯。(一斉・同時ではありません。)秋篠宮家の間隔は、20〜30分あります。
▶︎紀子さまは、ほとんど毎回、他の皇族方よりも、あさ30分以上早くご到着されます。祭祀のためのご努力を、賜っています。
▶︎宮中祭祀を、ないがしろにしたい勢力が、宮中祭祀に熱心な秋篠宮家のデマを流しています。
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