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収納で迷う「出しやすさvs入れやすさ」
「出し入れしやすい収納」で迷うこと
片付け講座や片付けサポートの現場で「収納」についてお話をするときは「出し入れしやすいように収めてください」と伝えています。
すると「出しやすい方がいいの?それとも入れやすい方がいいの?」と質問されることがあるんですけどね。
確かに
出しやすさを優先すれば入れにくい
入れやすさを優先すれば出しにくい
という収納にならざるを得ない場合はあります。
出しやすいけど入れにくい収納
例えば
・きちんとたたんで引き出しに縦に入れられた洋服
・色別・種類別に分けて入れられた(レゴなどの)ブロック
・きちんとファイリングされた書類
などは、どれも使いたいモノがサクッと取り出せるようになっています。
その反面「きちんとたたむ」「色別・種類別に分ける」「元のファイルに戻す」という入れるときの手間は面倒だと感じる人がいるかもしれません。
入れやすいけど出しにくい収納
逆に
・アイテム別やコーディネイト別にカゴなどにざっくりと入れた服
・色も種類もごちゃまぜでざっくり入れた(レゴなどの)ブロック
・テーマ別の箱やカゴにざっくりと入れた書類
というのは、使うときは探すのに少し時間がかかりますが、元に戻すときは超楽ちんです。
だって「ざっくりと戻す」だけでいいんですもの。
出しやすさvs入れやすさ
出しやすさも入れやすさもどちらも楽な収納であれば問題はないのですが、例のようにどちらかを優先せざるを得ないときってありますよね。
そんなときは、自分の行動パターンを振り返ってみましょう。
我が家の場合でご説明します。
私はせっかちなので、使いたいものがサクッと取り出せないのはとてもストレスに感じますが、片付けるときの労力は苦になりません。
夫も同じようにせっかちなのですが、使いたいものは探してでも使う反面、片付けるときの動作が多いと「後でいいか」となってしまいます。
このように、同じせっかちでも「使うときに急ぐタイプ」と「片付けるときに楽をしたいタイプ」とがあります。
(そのため洋服の収納は夫と私とでは全く違います)
つまり「どちらが正しいか?」という話ではなくて「どちらが自分に合っているか?」という話なんですよね。
収納の仕方で迷ったら「自分は“出すとき”と“入れるとき”とのどちらで楽をしたいんだろう?」と考えてみてくださいね。
もし「どちらも楽をしたいよ!」という場合は「入れるときが楽」なざっくりとした収納をおすすめします。
なぜなら人は「使いたいときは探してでも使うけど、片付けるときに面倒くさいと後回しにする」傾向があるからです。
そして複数の人が共有して使うモノは「一番片付けが苦手な人」に合わせてあげてくださいね。
みんなで使い、みんなで片付けることができればみんなが楽ちんになりますよ。